R・マキロイ 来年の4月のグランドスラムが楽しみ

ParOn.(パーオン) / 2014年7月21日 7時17分

アグレッシブな戦いで優勝をたぐり寄せたR・マキロイ 全英オープン(2014)(最終日) 写真・村上航

全英オープン(7月17~20日、英国・ロイヤルリバプールGC、7312ヤード、パー72)

 全英オープン最終ラウンドが行われ、2位に6打差をつけて首位でスタートしたロリー・マキロイが、4バーディ3ボギーの71、通算17アンダーで回り、追撃するセルジオ・ガルシア、リッキー・ファウラーを2打差で振り切り、全英オープン初優勝を遂げた。初日から首位を守る完全優勝は、2005年のタイガー・ウッズ以来、史上7人目の快挙。
 
 北アイルランド出身のマキロイは、大歓声に包まれながらティオフ。1番(パー4)で5メートルを沈めて幸先よくバーディ発進した。大会最少ストローク、最多アンダー記録の期待が膨らんだがメジャーの重圧からか、昨日までのゴルフが影を潜め5番、6番と連続ボギーとスコアを落とした。一つ前の組で回るガルシアが14アンダーの2打差に迫っていた10番(パー5)では、バーディを奪い3打差に広げ、終始そのリードを保った。18番(パー5)は、3・5メートルのバーディパットを外したが、タップインでボールを沈めると、ガッツポーズを繰り返した。

「今日は20アンダーを目指していた。幸いにも勝つのに必要はなかったけど、他の選手のプレーを考えずに自分のスコアだけ考えた。勝負の決めては昨日の2つのイーグル。セルジオ(ガルシア)とリッキー(ファウラー)が追い上げてきたから昨日リードしていてよかった。全英オープンを勝つことは子どものころからずっと夢見て育ってきた。本当にうれしいし、まだ勝った実感がない」

 大会記録となる目標のスコアには届かなかったが、1番ティ以上の大歓声を受けながら、子どもの頃から夢見たクラレットジャグを掲げて喜びを表した。

 前回ロイヤルリバプールGCで開催された06年大会で、優勝したタイガー・ウッズは4日間でドライバーを使ったのはわずかに1回。コースが多少改造されたが、アグレッシブなマキロイは決勝ラウンドだけでも10回と、また違ったゴルフを見せた。世代交代を告げるにふさわしい優勝だった。

 これでマキロイは全米オープン、全米プロゴルフ選手権につづいて3つ目のメジャータイトルを獲得。25歳3カ月での3勝目は、ジャック・二クラス(23歳6カ月)、タイガー・ウッズ(24歳5カ月)に次ぐ3番目の若さ。歴史に名を残す二人に、また一歩近づいた。

「(二クラスとウッズ)二人の記録の道に進めるのは最高。僕の可能性は十分あると思っている。朝から晩までいいゴルファーになりたいと思っている。まだ今年はメジャーが1つ残されているし、来年の4月(マスターズ)でキャリアグラドスラムを達成することを楽しみにしている」

 25歳でのメジャー勝利数は二クラスが4勝でウッズが6勝と、二人と遜色ない成績を残している。次なる記録は、マスターズを優勝して史上6人目のグランドスラム。マキロイ時代の幕開けだ。

文・小高拓

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