今季2勝目? 3勝目? イ ボミがスマイルV!

ParOn.(パーオン) / 2014年7月27日 17時56分

逆転で今季2勝目を挙げ、目標の賞金女王に一歩近づいたイ ボミ センチュリー21レディスゴルフトーナメント(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

センチュリー21 レディスゴルフトーナメント(7月25~27日、静岡県・伊豆大仁CC、6531ヤード、パー72)

 国内ツアーの人気選手らしく多くのギャラリーを引き連れた韓国のイ ボミが、大声援を背に4バーディ、2ボギーにまとめ、二つスコア伸ばして首位を逆転。今季2勝目を手にした。

 1番から幸先よくバーディでスタートしたイ。前半はしっかりとチャンスをものにして折り返し、後半もイーブンにまとめた。強風に苦しむ選手が多い中、上がってみれば2位に2打差をつけての危なげない勝利だった。

 スマイルキャンディと呼ばれるイらしく、常に笑顔を絶やさずプレーするが、さすがに今日のスタート時は緊張したという。予選2日間で9アンダーまで伸ばしていたが、今週に入って調子はよくなかったからだ。実際この3日間、ドライバーでのティショットを左に曲げるシーンが多く、やや安定感に欠けていた。

「2週間試合を休んで韓国に帰りました。先生からレッスンを受けてきました。でも今週に入ってショットもよくなくて、優勝なんて考えていませんでした。だからボールも新しいものを試してみようと、テストの週にしようと思っていました。いいテストになりましたね(笑)」

 スリクソンのニューモデルを試してみたらフィーリングが合い、アゲンストにも負けない球が打てるようになった。さらにもう一つクラブセッティングに変化を施し、不調のドライバーを補って勝利を手繰り寄せた。

 練習日にコース入りし、すぐにショートアイアンに手を入れた。ピッチングウェッジのロフト角は45度だが、その下が今までは51度だったのに対し、中間の48度を入れて、距離にして15ヤードのブランクを埋めた。代わりにほとんど使うことがない19度のユーティリティを抜いた。3日間とおしてこの48度のウェッジが大活躍。マネジメントの勝利だったともいえる。

 これで今季2勝目。賞金ランキングもトップのアン ソンジュにおよそ700万円差に迫り、目標の日本ツアー初賞金女王に近づいた。先輩のアンが2010、11年に2年連続女王になったこともいい刺激になっている。

「今年の目標は年間5勝で賞金女王です。韓国ツアーでも賞金女王になったから日本でもなりたいです。2回なんてとんでもない、1回でも賞金女王になれればいいです(笑)。2年前も賞金ランキングで2位になりましたが、その時は後半追い上げてなりました。今年は前半からよくて今2位です。この優勝は本当にうれしいです」

 今年から神戸に拠点を構え、「ゴルフをやっている日本で帰る場所ができたのがいい」と、生活面でもゆとりを持てている。スマイルの裏に隠れた緊張をほぐして、「全ホール助けられた(笑)」とリラックスさせてくれるキャディの存在もある。調子が悪くても勝ち切る術を身につけ、年間5勝も時間の問題かもしれない。そこで気になるのが、4月のKKT杯バンテリンレディスだ。アマチュアの勝みなみさんが優勝したことにより2位のイが大会規定上、優勝賞金1800万円を手にしている。これは勝利のうちに入るのか?

「2勝? 3勝ぶん? 3勝だと思っています(笑)」

 最後にはジョークも飛び出し、ますます強さを増していく予感を漂わせながら、本物の3勝目と女王に向けて後半戦に突入する。

文・高桑均

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