【コラム】大盛況に終わったが、多くの課題を残した対抗戦

ParOn.(パーオン) / 2014年7月29日 16時52分

優勝候補だった米国チームがまさかの予選敗退 写真・Getty Images

 8チームが出場した国と地域別対抗戦、第1回インターナショナル・クラウンはスペインが優勝し、大盛況に終わった。

 日本チームは宮里藍、宮里美香、横峯さくら、比嘉真美子の4人が出場し、息のピッタリ合ったプレーで予選3日間を1位で突破したのだが、最終日のシングルス戦では宮里美香が勝利しただけで、1勝3敗の2点しか上げられず、韓国と並んで3位に終わった。優勝を狙える好位置だっただけにかなり残念な結果だ。

 今大会のフォーマットはかなりユニークで、とてもよくできたシステムだ。

 8チームを二つのグループに分けて予選3日間はフォアボールの総当たり戦。そして最終日はシングルス戦で上位2チームとワイルドカードを加えた5チームがさらに総当たりで戦う。

 想定外だったのは、1番の優勝候補だった米国チームが予選で敗退してしまったこと。ギャラリーの入りやテレビ視聴率にはきっと影響があっただろう。

 敗退してしまった米国のステーシー・ルイスは、このフォーマットに疑問を投げた。

「首位と2点差なだけで最終日に進めないのはちょっとおかしいと思う」とルイス。
さらにワイルドカードを決めるプレーオフは米国と韓国が対戦、二人ずつがプレーしたが、一番スコアのいい選手が同じスコアの場合は、二人目の選手のスコアで決めるという変則ルール。

「あれはふつうにベストボール形式を維持したほうが良かったと思う。ファンはいったい何が起こっているのか、理解していなかった」という。

 もう一つ意見が聞かれたのは出場選手の決定時期。今回は昨年11月の世界ランキングで決まったから、今季好調のミッシェル・ウィーは出場できなかった。

 今後、選出の時期は課題になりそうだが、「国際大会だけに早くに選手を決めることは重要。そうすれば選手はスケジュールの調整が可能になる」とツアーはいう。

 第1回だからいろいろな意見もある。確かにシングルス戦で全勝したスペインが勝ったから、もう少しチーム戦のポイントが反映されるほうがいいのかと思う。

 そうすればもっともチームワークが良かった日本にもっとチャンスがあったのかもしれない。

 次回は2年後、日本チームのリベンジに期待したい。

文・武川玲子

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