上田桃子が“勝利”よりも自分作りに専念

ParOn.(パーオン) / 2014年8月8日 19時13分

日本女子オープンの予選会で新たなことを学んだ上田桃子 meijiカップ(2014)(1日目) 写真・佐々木啓

meijiカップ(8月8~10日、北海道・札幌国際CC島松C、6473ヤード、パー72)

 上田桃子が1イーグル、2バーディ、1ボギーの4アンダーでトップと1打差の3位タイの好位置で初日を終えた。

「今日はショットがあまりよくない中でもスコアメークできたのは、ウェッジショットがうまくいったからだと思います」

 上田は最近、パー5の3打目をいい位置から打てていないことに悩みを抱えていたが、「今日はしっかり打てていました」

 と振り返る。

 特に9番(パー5)のイーグルはピンまで30ヤードを60度のウェッジで直接カップインさせた。

「今年はウェッジショットの練習を入念にしているのですが、その成果がしっかり出たラウンドでした」

 今日のラウンドにはある程度満足していたようだが、その表情は引き締まっていた。今年の上田は米ツアーから日本ツアーを主戦場にすると決めたあと、ここまでの成績は決していいとは言えない。サントリーレディスオープン3位、ニチレイレディスで5位タイの成績を残しているが、優勝するにはまだ何かが足りない。

 先週、福岡で行われた日本女子オープンの予選会に出場した上田だったが、出場権を勝ち取ることはできなかった。そこで新たに学んだことも多かったという。

「今はツアーに出ているのが当たり前の状況ですが、予選会はキャディもいませんし、コースに関するメモもなかったのですべて自分でやらなければならない状況でした。トレーナーさんもいませんでした。今まではチームでやっていることを一人でやる大変さを知りましたし、私の後ろで回っている子は12歳と16歳で、足したら私の年齢で(笑)。若い子たちの迷いのないプレーを見ながら懐かしいなと思ったりもしました」

 今、上田は自分なりに何かをつかもうとしている。それに、今年は、

「もう少しやれる」「たくさん優勝したい」

 と思っていたが、今の自分と向き合うことで、何をすべきかをちゃんと理解していた。

「優勝できたらもちろんラッキーですけれど、来年に向けての土台をしっかり作る後半戦にしたいと思っています。勝つ、勝たないはさておき、全体的なベースを上げるのが一番の目標です。トライすることよりも“自分を作る”こと。これからもその準備をしっかりしていきます」

 着々と地に足をつけて歩みを進めている上田が明日以降、巻き返しを狙う。

文・キム ミョンウ

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