大山志保 プレーオフ敗退で見えた課題

ParOn.(パーオン) / 2014年8月17日 17時49分

勝つためには、まだ足りないものがあるから成長できるという大山志保 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(2014)(最終日) 写真・村上航

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(8月15~17日、長野県・軽井沢72G北C、6555ヤード、パー72)

 1番でバーディを奪い好スタートを切った大山志保。前日のプレー終了後は「優勝はまだまだ早い」といいながら、コースに出るとやはり攻めに転じた。

 前半に3つスコアを伸ばし首位に立つと、13番でもバーディを奪い逃げ切るかに見えた。この時点で菊地絵理香と並んでトップタイ。さらにイ ボミも含めた三つ巴となり、最後はわずかな差で涙をのんだ。

「最後の17番、18番とアイアンがブレて残念でしたけど、この3日間いいプレーでしたし、グリーンを外してもリカバリーしてパーを拾った場面もありました。いいバーディもありましたし、内容の濃い1週間でした」

 そう語る大山だが、アイアンのコントロールにやや安定感を欠いた。チャンスもあればピンチもあった。ピンチはアプローチとパッティングでしのいだが、大山のゴルフはピンを狙うスタイル。アイアンで寄せきれず長いバーディパットが残る場面が多く、波に乗り切れなかったというのが正直な印象だ。本調子ではないイを引き離すチャンスはあったが、決めきれなかった。

「ボミちゃんはショットが曲がらないし、強いですね。後半はここぞというところのパットを決めてきたし、今日本当の力を出されていたらぶっちぎられていたと思います」

 プレーオフでも「アドレナリンが出た」という8番アイアンでのセカンドショットを大きくオーバー。バーディを奪えず、安定感に勝ったイに勝利をさらわれた。

 たび重なるケガから復帰した昨年。最終戦で復活優勝を果たしたものの、最終日に崩れて涙にくれる試合が続いた。気合いが空回りするシーンが目立った。最近の大山は、いい流れでプレーしながら勝ち切れない。勝負どころでの強さが影を潜めている。それでも光明は見出している。

「だいぶショットの感触はよくなってきています。でも勝つためには、アプローチがまだ下手だったり、足りないものがあります。まだまだ成長できるということ。今後が楽しみです」

 今回の敗戦は紙一重の差。とにかく攻め続けるプレーを貫き、勝利をつかみ取ってほしい。

文・高桑均

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