上田桃子 戦闘モードのスイッチは様子を見ながら押します!

ParOn.(パーオン) / 2014年9月13日 20時20分

多くの経験を積んで、ニュートラルな気持ちでプレーができるようになったという上田桃子 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(2014)(3日目) 写真・佐々木啓

日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9月11~14日、兵庫県・美奈木GC、6645ヤード、パー72)

 CAT Ladies(8月22~24日、神奈川県・大箱根CC)で3年ぶりの優勝を飾った上田桃子が、首位と1打差2位タイと、初のメジャータイトル奪取に向けて絶好のポジションにつけた。

「今日はこの3日間で一番ショットがよかったです。例えば9番パー4や16番パー5は右ドッグレッグで、私の球筋では打ちにくいのですが、ティグラウンドに立ってアライメントに気をつけることで右から左へと打てました。メジャーになるとどうしても打ちづらいホールがあるし、そこをどうしのぐかで勢いがつくので、自分のショットにこだわるのではなく、アライメントをしっかりして球筋を使い分けるようにしました」

 練習拠点が近いこともあり、休養をとった先週と、約1カ月前のオープンウイークを使い、このコースで3ラウンドの練習ラウンドをして今週に備えたという上田。本格参戦2年目の2007年、ライフカードレディスでのツアー初優勝を皮切りに年間5勝を挙げ賞金女王に輝き、翌08年から6シーズン、米女子ツアーを主戦場としてきた実力者も、メジャータイトルだけは、まだ手にしてない。

「以前は、自分で戦闘モードに入るスイッチを押して、ずっと戦闘モードにして戦っていました。いろいろな人から“もっと楽しくゴルフをすれば”といわれることもあったけど、“それは私には必要ない”と思っていましたし。でも、いろいろな経験をして、いつもニコニコしながらプレーしている韓国の選手や逆にずっと戦闘モードの後輩たちを見て、視野を広くすることを意識するようになり、焦りも余裕もない、ニュートラルな状態でいられるようになりました。明日は、その時の状況もあるし、相手もあるし、それによってゲームプランは変わるもの。様子を見ながらスイッチを押したいです」

 CAT Ladiesの優勝を経験しても“いろいろな人たちから反響を感じるけど、私自身は何も変わったところはない”という上田。ニュートラルな状態でいることができるようになったことの表れだろう。言い換えれば、フラットな状態で虎視眈々とチャンスを伺うということか。

 スイッチにかけた手にいつ力を込めるのか、7年前とは違う新しい上田の優勝パターンが見られるかもしれない。

文・武井真子

ParOn.(パーオン)

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