富村真治、パー5の2打目がSWでもバーディ!

ParOn.(パーオン) / 2014年9月18日 18時43分

ウォーターショットが成功し、暫定7位タイと好スタートを切った富村真治 ANAオープン(2014)(1日目) 写真・鈴木祥

ANAオープン(9月18~21日、北海道・札幌GC輪厚C、7063ヤード、パー72)

 プロ3年目、23歳の富村真治が5アンダーの好スタートを切った。

「5番パー5のウォーターショットがキーポイントでしたね」

 2、4番ホールでボギーをたたき、最悪のスタートを切った富村。2オーバーで迎えた5番パー5は520ヤードあるが、右にドッグレッグしており、ティショット次第では十分2オンが狙えるサービスホールだ。当然のように富村もショートカットを狙ったが、ミスショットで右サイドにある池に落としてしまった。すぐにドロップしようと決めていたが、冷静に考えた。

「ボールの頭は見えているし、ひょっとしたら打てるんじゃないのか?」

 これまで練習でもウォーターショットの経験はなかったが、なぜか無性にチャレンジしたくなってきた。ここ3試合、チャンスをつかみながら、ことごとく逃してきた悔しさもあったのだろう。幸い、足元は池の外に立てるのでバランスを崩すことはない。サンドウェッジを手に、池に向かった富村。しかし、ここで思いがけないことが起こる。なんと降雨によって池の水かさが増え、頭が見えていたボールが完全に沈んでしまったのだ。今さら引き返せないという気持ちに、早く打たなければもっと沈んでしまうという焦りが重なり、自らに“GOサイン”を出す。

「とりあえず、バンカーショットと同じように打てば、池から出るだろう」

 目一杯の力でサンドウェッジを振り下ろすと、クラブヘッドが池の底にあった石に当たったのか、リーディングエッジ部分に傷が入ったものの、ボールは50ヤード先まで飛んでいった。そこから、残り194ヤードを4番アイアンで打ち、ピン手前5メートルにつけた。それをしっかりと沈め、バーディを奪った富村。6番以降の13ホールでバーディを6個重ね、67でフィニッシュしたことを考えると、5番でのチャレンジが流れを変えたといっていい。

 日没のため、競技がサスペンデッドになったが、暫定7位タイにつけた富村。アールズエバーラスティングKBCオーガスタでは初日を5位タイでスタートしながら、翌日は55位タイに沈んだ。まずはこの借りを明日返す。

文・山西英希

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