倉本昌弘会長が提言 ゴルフ界再興のカギは、“個性ある男子プロ”

ParOn.(パーオン) / 2014年9月19日 14時52分

ゴルフ界の再興に向けて、熱く討論した(左から)馬場宏之JGGA会長、倉本昌弘PGA会長、片山哲郎JGJA会長

 18日、日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)が「ゴルフ界の再興に向けた熱き討論集会」と題し、都内でパネルディスカッションを開催した。同討論集会には、日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長と日本ゴルフ用品協会(JGGA)の馬場宏之会長が参加。片山哲郎JGJA会長の進行のもと、ゴルフ業界の再興について討論が繰り広げられた。

 まず、ゴルフ人口の減少とともに、2000年代からゴルフ市場は右肩下がりとなっている現状について言及。事態を打開すべく、若年層やゴルフ未経験者への積極的なアプローチが必要と提言された。

「ゴルファーの高齢化が進む中、30~40代のゴルファーが減っています。ゴルフ人口の減少を予測していたものの、有効な手立てがないまま来てしまったのも事実。実態の把握が必要ですし、ゴルフ関連団体に横串を通して連携していかなければなりません」(倉本会長)

「われわれ、JGGAが主催する『ジャパンゴルフフェア』はゴルフ業界にとどまらず、一般ゴルファーのフェスティバルにもなっています。今後はゴルフ未経験者にも来てもらえるような趣向を凝らす必要があります」(馬場会長)

 ゴルファーを増やす施策として、今年8月には株式会社リクルートライフスタイルと各ゴルフ業界団体が協力し、「ゴルマジ!20 ~GOLF MAGIC~」を開始。スマートフォンのアプリ「マジ☆部」をダウンロードし、会員登録をすると、20歳であれば全国のゴルフ場9ホールのプレーが無料、ゴルフ練習場は1時間(100球)の利用が無料となる。PGA、JGGAも協力団体として携わっており、一定の効果は得られていると手ごたえを感じはじめているようだ。

 また、男子ツアーの試合数減少や人気低迷について、倉本会長は、

「プロのプレー態度やふるまいについてご指摘をいただくことはあります。スター選手の不在を問われることもありますが、現状、スター選手が出てきても業界が生かしきれていないため、問題の改善にはつながらないと考えます。先日、テニスの錦織圭選手が全米オープンで準優勝という快挙を成し遂げましたが、その際のインタビューはとても素晴らしいものでした。米国という環境の違いはありますが、日本のプロの優勝インタビューと比べると大きな差を感じます」

 と、指摘し、さらに、

「日本では、コーチが喜怒哀楽を出さないように指導するケースもあり、プレー中も感情が表に出ないようにしています。表情、パフォーマンスがどの選手も一緒のイメージがあって、独自性が感じられません。その平坦な感情のまま優勝するから、誰のインタビューを聞いても通り一遍に聞こえてしまう。その点、女子プロは、『悔しい』、『うれしい』といった感情が見てとれるから、ギャラリーも盛り上がり、今の人気があるのではないでしょうか」

 と、苦言を呈した。

 ゴルフ界活性のためにも、プロゴルファーが憧れの存在となり、ゴルファーの活発的な行動、そしてゴルフを始める人が増えるのが理想だ。長らく“ゴルフ界再興”が叫ばれてきたが、そろそろ本腰を入れてゴルフ関連団体が連携しなくてはいけないようだ。

ParOn.(パーオン)

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