有村智恵先生が後輩に見せた背中、第2の故郷で新たなスタートラインへ

ParOn.(パーオン) / 2014年9月24日 19時30分

高校の後輩、佐藤絵美とともに、久しぶりに日本の芝を味わった有村智恵 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(2014)(事前情報) 写真・村上航

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(9月26~28日、宮城県・利府GC、6499ヤード、パー72)

 米女子ツアーを主戦場に戦ってきた有村智恵が、5カ月ぶりに国内ツアーに出場する。東北高校時代の3年間を過ごした第2の故郷、宮城県での試合に向けて、23日に会場入り。9ホールをラウンド、そして今日も9ホールをラウンドし、久しぶりに日本の芝を味わった。

 23日はコースに現れると、ツアー仲間からおかえりの言葉をかけられ、笑顔を見せた。軽い練習後、東北高校の後輩で、今春、東北福祉大学を卒業して7月のプロテストに合格した佐藤絵美と、終始笑顔で9ホールの調整を行った。

「まだ着いたばかりなので日本に帰ってきたという実感はあまりありませんね(笑)。でもここに来ると落ち着きます」

 自然体で試合に入れそうと話す有村だが、本大会は2009年に優勝も飾っており相性のいいコース。

「優勝目指して頑張りたいと思っています。この後は日本女子オープン、スタンレーレディスに出場する予定です。その後はまだ未定ですが、まずは日本での試合で優勝を目指します」

 米ツアーでは、今後のアジアンシリーズへの出場が微妙で、来季のシード獲得となる賞金ランキング80位以内に入ることは事実上厳しい状況。その中で、気持ちはすでに先を見据えている。

「この試合には絶対に出たいと思っていましたが、これを含めて3試合は日本で出られる機会をいただいているので、一度自分のことを見つめ直す時間ができたと思います。来年も米ツアーでプレーするつもりですし、ここでつかめるものがあればいいなと思っています」

 年末に行われる最終予選会のQスクールで来季出場権を目指すことになった有村。少しでも弾みをつけておきたいところだろう。

「米女子ツアーは本当に楽しいんです。結果を残せるかは行って見ないと分からないことですし、米女子ツアーに行きたいと思っている選手が、私の挑戦を見て少しでも後押しになっていたら、それはうれしいことですね」
 思い描いた結果は出せていないが、まだまだ挑戦の道を続ける有村。一緒に回った佐藤にもその背中は大きく見えたようだ。

「初めてご一緒させていただきました。テレビでみたことはありましたが、生で見るといろいろと勉強になって、気づくことが多かったです。クラブヘッドの入れ方とか、スイングの軌道とかブレないのがすごかったです」

 まだまだプロ1年生の佐藤だが、夢は米女子ツアーに行くことだという。その夢を体現している有村のプレーを間近で見て、貴重な話も聞くことができ、9ホールのラウンドも経験できた。

「米国の話を聞いて、自分の世界が広がりました。人生一度きりなので、ぜひ私も経験したいです。大学同期の松山(英樹)選手も活躍していますし、すごく刺激になります」

 夢の実現のためには、まずは国内の出場権を得るところからのスタートとなる。自らの夢への実現のため、まずはレギュラーツアーデビュー戦となる今大会で結果を出したいところだ。

文・高桑均

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング