同組の藤田寛之&宮本勝昌が刺激し合い揃って好スタート

ParOn.(パーオン) / 2014年9月25日 20時38分

同組の藤田寛之のプレーをお手本に1アンダーで初日をスタートした宮本勝昌 アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ(2014)(1日目) 写真・佐々木啓

アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ(9月25~28日、茨城県・大利根CC西C、7117ヤード、パー71)

 芹澤信雄を師と仰ぐ同門の藤田寛之と宮本勝昌が同組で回り、相乗効果で好発進。藤田は3バーディ、ノーボギーの68、3アンダーで首位と2打差の2位タイ、宮本は2バーディ、1ボギーの70、1アンダーで首位と5打差の16位タイにつけた。

 先週のANAオープンで4年ぶりの優勝を遂げた宮本は、なかなかチャンスをモノにできないときに、「藤田さんだったらイライラしないだろうなと、思い浮かべてやっていました」と凡ミスしないことを心がけて、優勝を手繰り寄せた。この日は、お手本を目の前にして、ミスの少ない安全運転のゴルフでスコアをまとめた。

「難しいコンディションだったし、無理もできない。グリーンの奥にこぼすと難しいですからね。グリーンの奥にピンが多かったですが、バックスピンで戻りすぎてもいいと思っていました。ピンチの方が多いけど、先週に引き続き対処できています。しかし、藤田さんはうまいですね~。ラフに入れても、グリーンを外してもどこからでもパーを取ってくる」

 宮本が奪った二つのバーディのうち、16番(パー4)でのバーディは「うまかったでしょ」と自画自賛のもの。ティショットは左のラフに行き、ピンまで135ヤードでスタンスはバンカーの中。9番アイアンで低い球を打つと20センチにつけた。

 その同じホールで藤田は最大のピンチを迎えた。ティショットを右のラフ入れると、2打目はフェアウエーに出すだけ。ピンまで40ヤードの3打目を手前3メートルにつけて、パーセーブ。「ボギーを打つ気配はなかった」とパーパットを沈めた瞬間、宮本は笑みを浮かべた。
 藤田はその16番を始め、パーオンを逃した5ホールをすべてパーセーブでしのぐと6番で4メートル、9番で6メートル、13番で1.5メートルのチャンスを沈めた。

「ショットの調子はそんなによくはないのですが、ピンチを上手くしのげました。(宮本と)お互いスコアを競っていたので、どっかで負けたくないという思いがありました。さすが先週の優勝者という感じで、宮本もよく耐えていてボギーを打たないので、先にボギーを打ちたくないと思っていました。宮本があんなに粘るとは思わなかった。お互いいいプレーで粘れたと思います」

 20年近く行動を共にしている二人。ここ数年は藤田の活躍が目立つが、それまでは同じような成績で、常に刺激しあってきた。これまで最終日に同組で優勝争いをしたのは2回あるが、予選ラウンドから同組で優勝争いしたことはない。

 40歳を過ぎて強さが光る藤田と先週優勝で好調の宮本の二人が、切磋琢磨してスコアを伸ばし合う。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

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