山下和宏、想定外の初優勝のチャンス

ParOn.(パーオン) / 2014年9月27日 19時18分

調子を落としていることが無理をしないプレーにつながり、好結果を出した山下和宏 アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ(2014)(3日目) 写真・佐々木啓

アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ(9月25~28日、茨城県・大利根CC西C、7117ヤード、パー71)

 40歳、ツアー未勝利の山下和宏が想定外の最終日最終組の切符を手にした。4バーディ、1ボギーの68と3スコアを伸ばして、18位タイから単独2位に入った。

「あまり調子がよくないんですよね。10メートルぐらいのパットが3回も入ったのが大きい。ショットはそれほどでも。なんでこの位置にいられるのか……」

 7月の長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントで3位タイ、ダンロップスリクソン福島オープンで2位タイと上位に入り、ツアーのなかった8月は地区オープンなどで2勝を挙げて好調をキープ。しかし、ツアー秋の陣が始まる前から調子が落ち始めた。

「調子がいいからあまり練習していなかったら、自分の悪いクセが出ているのに気がつかなくて、悪くなりました。ちょっとしたタイミングのずれなのですが、調整中です」

 フェアウエーを外して深いラフに入れると無理せず、フェアウエーに出すだけ。この日も9番(パー4)はラフから横に出して、ピンまで80ヤードの3打目を4メートルに乗せて、それを沈めてパーセーブした。ファアウエーにいっても無理にピンを狙わない。その結果、72.22パーセントとパーオン率4位で、パーキープ率は90.74パーセントで1位と、難セッティング向きの内容となった。

「無理に攻めるとダブルボギーになっちゃいますから。昨日は予選通過も危なかったですが、3メートルぐらいのパーパットが7回入って、なんとかなっています。今日のショットの感じでは威勢のいいことは言えないです。いいポジションなので、後半に勝負できる位置にいたいですね」

 2008年に初シードを獲得してから6年連続でシード権を保持。昨年は自己最高の賞金ランキング16位に入った。今年のセガサミーカップに続く2度目の最終日最終組で初優勝に向けて絶好の位置であるのは変わりない。

 しかし、家にいる家族に対しても「調子よくないからこなくていいよ」と、話すほど手応えはない。その気楽さが、プラスに働きそうだ。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

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