「乗せワンのヒデ」谷原秀人、無欲で逆転Vを視野に

ParOn.(パーオン) / 2014年10月4日 17時49分

乗せればワンパットで沈める“乗せワン”で、4打差の5位位浮上した谷原秀人 トップ杯東海クラシック(2014)(3日目) 写真・鈴木祥

トップ杯東海クラシック(10月2日~5日、愛知県・三好CC西C、7315ヤード、パー72)

 コースの難しさにお手上げの谷原秀人が、無欲で上位に名を連ねた。第3ラウンドは、2バーディ、2ボギーの72で回り、前日の8位から順位を上げて、首位と4打差の5位タイで最終日を迎える。

「三好はフェアウエーが狭くて、グリーンが硬い。ラフに入ったらグリーン止まらないですからね。考えすぎてもダメですから。ショットもあまりよくないですし、バーディを取ろうと思わない。パーでいいと思ってやっています」

 ツアー通算10勝の実力者だが、ツアー屈指の難度を誇る三好CCとは相性がよくない。今大会、03年に9位タイがあるが、ここ10年は30位以内に一度も入っていない。その結果、“パーでいい”という無欲の作戦となり、それが功を奏している。

 唯一合っているのは「タッチだけ」。2年連続平均パット1位だけに、三好のグリーンは攻略している。第3ラウンドの10番で初めて3パットをしたが、この3日間、パーやバーディ問わず、1パットで沈めるホールが多い。第1ラウンドは11、第2ラウンドは10、第3ラウンドは11と連日半分以上の数字である。パーオン率は48.15パーセント(60位)と高くないが、グリーンを外しても寄せやすいアプローチばかりが残るわけではない。3~4メートルのパーパットもしぶとく沈めていることで、この順位にいる。

「長い距離が入るのはたまたまですよ。1パットで入れるから寄せワンじゃなくて、“乗せワンのヒデ”と呼ばれていますよ(笑)」

 グリーンを外してアプローチを寄せてパーを取るのが、いわゆる“寄せワン”。谷原の場合は、5メートル、10メートルを入れることもあり、グリーンに乗れば1パットで沈めることから、“乗せワンのヒデ”との愛称までついた。

 1ホールでダブルボギー、トリプルボギーが出る三好CCは気を許せないが、逆に下位の選手にもチャンスがある。

「上(金 亨成)は上手い選手だし、このコースの4打差は遠いですよ。あくまでパーです。のんびりやりますよ」

 大会前からこのコースは難しいとお手上げ宣言していたが、9位、8位、5位と徐々に順位を上げてきた。無欲の“乗せワンのヒデ”が、仕事を果たしたときに逆転Vも見えてくる。

文・小高拓

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