【コラム】リーアン・ペース、母国の女子ゴルフ発展に大きくつながる1勝

ParOn.(パーオン) / 2014年10月30日 11時51分

すでにトッププレーヤーだったリーアン・ペースが、ようやく米初勝利をつかんだ 写真・Getty Images

 米LPGAツアーのアジアシリーズ、ブルーベイLPGAを制したのは33歳のリーアン・ペース(南アフリカ)。今大会は雨に泣かされ3日間に短縮されたが、日曜日に終わらずマンデーフィニッシュ。何度も中断されたが、通算16アンダーで先にホールアウトしたペースが、2位に3打差をつけて米LPGAツアーの初勝利を手中に収めた。

 南アフリカ出身のプロゴルファーで米ツアーを制するのは、15勝を挙げたサリー・リトルに次ぐ二人目だ。

「南アフリカの女子ゴルフにとって、これはすごく大きいこと。私たちのツアーはとても小さいし賞金も少ない。この勝利が、少しでも南アフリカの女子ゴルフの発展に役立てばと願う。南アフリカには素晴らしい選手がいるのだから、もっと米ツアーで活躍できると思う」

 ペースは大学時代を米国で過ごしている。タルサ大学で活躍したのちにプロ転向。2005~06年には米LPGAの下部ツアーでプレーし、最終予選会で出場権を得て、2007年は米LPGAツアーに参戦した。しかし、残念ながらシードを維持できずに米ツアーから撤退。翌年の08年は、こちらも最終予選会から欧州女子ツアーの出場権を獲得して、フル参戦した。

 そして、大きなブレークがペースに訪れたのは10年だった。6月、ドイツ銀行レディス・スイスオープンでツアー初勝利を挙げると、8月に2試合、10月にも二つ勝ってこの年は5勝。賞金女王とプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、あっという間にトッププレーヤーの仲間入りを果たした。13年も2勝、そして今季は、この中国での米ツアーの勝利の前週、母国の南アフリカで開催された欧州女子ツアーの南アフリカ女子オープンを勝利しており、実は2週連続優勝を遂げていたのだった。

「まだ今週勝ったことが信じられない。でもようやく重圧から解放された。2週連続優勝ができるなんて本当に特別なこと。私の生涯の目標でもあった」とペース。

 昨今はティーンら若手が続々と登場する中、33歳のペースの勝利は少し遅咲きかもしれない。それでも下部ツアー、予選会から欧州ツアーと戦ってきたペースは、これから円熟味の強さを米ツアーで発揮するのかもしれない。今週もさらにアジアシリーズが続く米女子ツアーは台湾へと向かう。

文・武川玲子

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