強い! ただ一人20アンダーで近藤共弘が3年ぶりの6勝目を飾る!

ParOn.(パーオン) / 2014年11月9日 20時55分

好調なスイングで目標とした20アンダーを達成し、3年7カ月ぶりの勝利を挙げた近藤共弘 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦(2014)(最終日) 写真・村上航

HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦(11月6~9日、茨城県・美浦GC、6968ヤード、パー71)

 最終18番パー5、2打目をグリーン左上2.5メートルに乗せたあと、ツアーでも1、2を争うクールな近藤共弘が、この日初めて笑顔を見せた。この時点で2位以下とは3打差。3年7カ月ぶりの勝利をようやく確信できたのだろう。イーグルパットは外したものの、オーケーの距離を沈め、バーディフィニッシュ。通算20アンダーまでスコアを伸ばした。

「今日はあえてスコアボードを見なかったんです。とにかく自分のゴルフに集中しようと。トータル20アンダーまでいくことだけを考えていました。自分の順位を初めて確認したのは、17番ホールのグリーンサイドにあるボードを見たときです」

 このとき、まさか2位以下と4打差あるとは思わなかったらしい。しかし、ここで気を抜くことなく、最終ホールはあくまでもバーディ狙いに徹し、ピンまで残り251ヤードを2番ユーティリティで2オン狙いの勝負に出た。

「緊張している中でも自分のやれることに集中できたし、目標とした20アンダーにも到達できたことは自信になります」

 という近藤。11年のつるやオープンに優勝したあと、トップテンに入ったのは25回あった。しかし、どうしてもあと一歩優勝に届かず、涙を飲んできた。それでも、自分のゴルフが少しずつよくなっていると実感できたため、あせりはなかったという。特に最近の4週では3試合でトップ5に入る好調さをキープしてきた。その理由の一つに、好調なスイングがある。

「軸を動かさずに、体の正面でボールをとらえるように心がけています」

 以前は、バックスイングで左肩が下がり、その結果、ダウンスイングで左サイドが伸び上る動きがあった。それを解消するために、ダウンスイングでクラブを素早く振っていたが、ショットの安定感がなかった。しかし、現在はアドレスの位置に頭をキープしたままトップを迎えるので、ダウンスイングで左サイドが伸び上ることもなく、体の正面でボールをとらえることができる。今回、4日間のフェアウエーキープ率が82.14パーセントでトップタイ、パーオン率が80.56パーセントで2位タイだったが、それもスイングがよくなってきたからだ。

 今回の優勝で、獲得賞金4000万円を上乗せし、賞金ランキング3位にまで浮上した近藤。残り4試合も高額賞金の大会が続くだけに、まだまだ上を目指すチャンスはある。

「スコアも結果もよかったので、気持ちはスッキリしています。残りの試合でもいい結果を出し続けていきたいと思います」

 と、やる気満々だ。もともと、ゴルフセンスはジュニア時代から定評があっただけに、潜在能力を出し切れていない部分もあった。これを契機に新しいゴルフスタイルを確立したいところだ。

文・山西英希

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