日本ツウ!? 韓国の“美香ちゃん”が米ツアー初優勝

ParOn.(パーオン) / 2014年11月9日 19時5分

米ツアーフル参戦2年目でうれしい初優勝となった韓国期待の若手、21歳の李美香 ミズノクラシック(2014)(最終日) 写真・鈴木祥

ミズノクラシック(11月7~9日、三重県・近鉄賢島CC、6506ヤード、パー72)

 強豪の韓国勢に、また一人有望な若手が加わった。米女子ツアー公式戦のミズノクラシックで、韓国出身の李美香がツアー初優勝を果たした。

 香妻琴乃、イルヒー・リーとの5ホールプレーオフを制した李。韓国ナショナルチームを3年間経験したのち、2011年の米女子ツアーファイナルクオリファイングトーナメントで29位タイに入り、プロ生活をスタートさせた。翌12年は5試合に出場。昨年は実質のルーキーイヤーで賞金ランキングは92位だった。今季は前週終了時点で同ランキング42位。初優勝が待たれた韓国期待の逸材が、ついに夢をかなえた。

「まだ(フル参戦)2年目なので、自分の中ではこの初優勝は早いと思います。まだまだ、どのトーナメントでもいい経験ができています」

 米ツアーは初優勝だが、今年2月の欧州女子ツアー、ISPS HANDAニュージーランド女子オープンでは最終日に63のコースレコードをたたき出して逆転優勝を飾っている。現在21歳の伸び盛り。尊敬するプレーヤーは韓国のレジェンド、朴セリというが、実は日本と深い関係があることがわかった。

「高校の第2外国語は日本語でしたし、鹿児島と福岡にいったこともあります。初めて18ホールをラウンドしたのは3歳のときに鹿児島でした。知っている日本語は、『お疲れ様です』『おはようございます』『ありがとうございます』、それと『おなか一杯』です(笑)」

 初優勝の喜びとともに、会見の会場を沸かせた李。同じ米ツアーを戦う宮里美香と漢字が同じことから、宮里藍や、上原彩子からは“美香ちゃん”と呼ばれるといい、上原からは日本語も教わる。日本ツアーに参戦するイ ボミや申ジエとも仲がいいという、なかなかの日本ツウだ。

 ゴルフに関しては、フェアウエーをキープしてグリーンを外さないステディなプレーヤー。プレーオフの5ホールもスキを見せることなく、最後は圧巻のショットで50センチにつけてバーディを奪った。

 最後のパットを決めた瞬間、李は優勝した喜びよりも安堵を感じた。

「これでやっと帰れると思いました(笑)」

 この優勝で李には、日本ツアーの今季残り3試合の出場権が与えられるが、これらには出場しないと明言。さらには4週間以内に日本ツアーに選手登録をすれば、来年のミズノクラシックまでの出場権は確保できる。今日の段階では、「登録はまだ未定」と話すが、もし日本でプレーすることになれば、また一人強敵が出現することになる。

文・高桑均

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング