石川遼「バッバの球は後ろから見ろ!」

ParOn.(パーオン) / 2014年11月12日 18時58分

自分のゴルフに徹して戦う算段の石川遼 三井住友VISA太平洋マスターズ(2014)(事前情報) 写真・鈴木祥

三井住友VISA太平洋マスターズ(11月13~16日、静岡県・太平洋C御殿場C、7246ヤード、パー72)

 御殿場の地に石川遼が戻ってきた。2010年に本大会を制してから、2年間勝利から見放された。苦しい期間を経て12年大会でツアー通算10勝目を挙げ、大粒のうれし涙を流した。昨年も最終日に追い上げて、優勝した谷原秀人に1打差の2位。相性のいい大会で、今季日本ツアー2勝目を目指すことになる。

「先週の後半からあまり調子はよくないですが、やっぱりここに戻ってくるのは気持ちいいですね。今は全クラブにテーマがあって、試行錯誤をしながらという感じです。でもこのコースでは、ドライバーが曲がっていても勝ったことがあるし、曲げたからといってスコアにならないとは限りません」

 例年ほどグリーンスピードが出ていないため、ラフからでもボールが止まりやすく、ドライバーの精度はスコアには直結しないと判断。ドライバーで思うようにつかまった球が打てない上、パターもエースのL字からセンターシャフトを試すなど、決して本調子とはいえないが、それでもイメージのいいここ御殿場の地は、スコアを作りやすいコースだというが、

「毎年ここでは16アンダーを目標にやっていますが、今年はそれでは勝てないと思う。バッバ(・ワトソン)なら、調子もあると思うけど、20アンダーは出すと思うし、PGAツアーの試合をやったら、20アンダーを超える選手はもっといると思います」

 と、予選ラウンドをともにラウンドする世界一の飛ばし屋、ワトソンを警戒する。とはいえ、同組で回るからといって、特に意識をすることはないという。
「全然違うタイプの選手だからこそ、自分のゴルフに徹しやすいです。自分にはできないことをやってくる選手なので、自分は自分のできることをやりたい。ドライバーとか飛距離以外の部分で対等にやりたいと思います。バッバは予想以上に曲げたり、出球が予想どおりにいきません。どのクラブでも視界から消えてしまうことがありますからね。だから、ギャラリーの皆さんは、飛球線方向の後ろから見ればよくわかりますよ」

 対するワトソンは05年以来の来日。当時については、

「あの当時は私もまだ未熟だった。今度は成長した姿を見せられると思う。出るからには優勝を目指す」

 と、先週のWGC-HSBCチャンピオンズで優勝を遂げた直後に乗り込んだだけに息も荒い。

 米PGAツアーを主戦場とする石川にとって、ワトソンのけた違いのゴルフは織り込み済み。いくらアウトドライブされても、自らのスコアメークに徹することで、大会3勝目を掴み取る。

文・高桑均

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