藤田寛之、勇太アシストでイーグル締め! ワトソンとの同組対決が実現

ParOn.(パーオン) / 2014年11月14日 18時53分

明日のバッバ・ワトソンとの直接対決が楽しみだという藤田寛之 三井住友VISA太平洋マスターズ(2014)(2日目) 写真・鈴木祥

三井住友VISA太平洋マスターズ(11月13~16日、静岡県・太平洋C御殿場C、7246ヤード、パー72)

 最終ホールに集まった大ギャラリーを一番沸かせたのは、地元静岡を拠点にする45歳の藤田寛之だった。最終ホールでイーグルを奪って通算8アンダー。2位のバッバ・ワトソンに1打差の単独トップで3日目を迎える。

 名物18番は517ヤードと短いパー5のため、例年2オンやイーグルフィニッシュでドラマが生まれる。2日間通して難易度18番目と、もっともスコアを伸ばしたいホールで藤田も2オンに成功。見事イーグルを決めたわけだが、このイーグルには同組の池田勇太のアシストがあった。

「下の段から12メートルくらいでした。スライスで上っていくラインでしたが、最後少しだけフック目もあるかもしれないかなと。スライスせずに左にそのまま行ってしまった感じがしましたが、勇太のマークの右側に当たって右に跳ねて、入ってくれましたね。勇太には自分からグータッチをしにいきましたよ(笑)」

 微妙にラインを外したイーグルパットだったが、先に寄せた池田のマークに当たりカップインという幸運も味方につけた。

 前日はノーボギーのラウンドで67。この日は、二つのボギーを帳消しにするイーグルでスコアを伸ばして首位を掴み取った。2日間合計のパーオン率、パーキープ率は堂々1位で好調をキープしているかに見えるが、パッティングは懸念材料だという。

「昨日はショットがすごくよかった。今日はそれに比べると少し落ちるけど、これくらいなら合格です。でも今日はパッティングよくなかった。5番では80センチのバーディパットを外したし、6番でも1.5メートルを外しました。後半も3、4メートルのチャンスを外していましたし、苦しみましたね。16番でやっとバーディパットが入ってくれたという感じですね」

 ホールアウト後は、センターシャフトのマレット型パターを取り出して、エースパターと交互に球を転がしてストロークの感触を修正した。さすがに明日のラウンドでパターを替える予定はないというが、好感触を掴んで、決勝ラウンドはさらにスコアを伸ばす気だ。

「2日間とおして見れば100点満点。失速することなくこのままいきたい。スコアを伸ばして、優勝が届く位置にいることが大事。そのための3日目です」

 今季、予選ラウンドを終えて首位に立ったのは初。過去22回の内、8回を優勝に結び付けている。そして、今回は、明日同組で回るワトソンというワールドランキング3位の大物が追ってくる。

「同組の人に左右されることはありません。日本オープンのアダム・スコットもそうでしたけど、世界トップの技術やパワーを見るいい機会ですし非常に楽しみです。海外メジャーに行っていたころのチャレンジスピリットを思い出したいですね」

 ワトソンとの直接対決は、さらなるレベルアップのためのチャンス。今大会に優勝すれば、予選落ちを喫した小田孔明を抜いて賞金ランキングトップに返り咲くだけに、明日は重要なラウンドとなりそうだ。

「賞金王はその年の王様。1回目より欲しい気持ちが強い。周りの期待も大きくなっているのを感じますし、あとは自分が伸ばしていくしかない」

 現在、世界ランキング115位の藤田。明日のラウンドは、再び世界へ羽ばたくための序章になる。

文・高桑均

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