武藤俊憲、靭帯損傷からカムバックで2年ぶりVへ!

ParOn.(パーオン) / 2014年11月15日 18時56分

ケガの影響を感じさせないゴルフで、首位と2打差につけた武藤俊憲 三井住友VISA太平洋マスターズ(2014)(3日目) 写真・鈴木祥

三井住友VISA太平洋マスターズ(11月13~16日、静岡県・太平洋C御殿場C、7246ヤード、パー72)

 2012年8月以来のツアー通算6勝目を射程圏内に捉えている武藤俊憲。7バーディ、2ボギー、1ダブルボギーでスコアを3つ伸ばして、首位のデービッド・オーと2打差の通算8アンダー、4位タイで最終日に入る。

 2番、3番でバーディを先行させ勢いに乗ったが、4番では池に入れてダブルボギー。それでも7番、8番でまたも連続バーディ。後半はボギーも打ったが、16番パー4では、160ヤードのセカンドを8番アイアンで打つと、あわやイーグルのスーパーショット。18番パー5でも212ヤードのセカンドを2メートルにつけた。惜しくもイーグルは逃したが、久しぶりに満足のゴルフができていることに納得の表情だ。

「ショットはいいですよ。やろうとしていることはできているし、ここまでいいのは今季まだないですね。4番はジャッジミス。風の判断を誤ったけど、そこから取り返したのでよかった。ジャッジに時間をかけてやっていくのが大事ですね」

 ショットメーカーらしさを存分に発揮し、難コースを攻略している。

 そんな武藤にとって今季は、ここまで不満のシーズンだった。初のホストプロとして出場したミズノオープンでは、ラフのくぼみに左足をすくわれて無念の棄権。その後の検査で靭帯損傷が判明、3カ月もの長期離脱を余儀なくされた。復帰戦のアールズエバーラスティングKBCオーガスタで3位タイに入ったものの、その後の最高成績は25位タイと振るわない。テーピングが取れたのは先週。まだ違和感がとれず、不安の残る状態が続く。

「朝起きたときに、まだ筋肉が硬くなっているなと感じることがあります。筋肉の固まりやすい場所をボールでぐりぐりとやっています。ラウンド後もケアをしないと翌日まで痛みが残るし、アイシングもしている。これ以上悪くならないように回復させたい」

 体調を注意深く見ながらの連戦が続いているが、今大会に入る前の賞金ランキングは58位。シード獲得の60位にギリギリの状況で、ケガの影響で試合を休んだぶんは特別保証制度の申請をしていた。日本ゴルフツアー機構(JGTO)はこれを受理しているが、そんな心配を吹き飛ばそうと今大会の獲得賞金でシードを確定させる構えだ。

「足のことは考えずに、プレー中はセーブしない。今は相当ゴルフの状態がいい。7つもバーディを取ったし、ボギーを打っても次何とかなるとも思える。明日はしっかりバーディを取ること。喜ぶのは勝ってからです」

 この3日間で大きく自信を取り戻し、気合十分の武藤。明日は久しぶりの栄光を掴み取る。

文・高桑均

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