2015年、完全復活を期すT・ウッズの隣にはS・ウイリアムズがいるのか!?

ParOn.(パーオン) / 2014年11月25日 18時0分

メジャー13勝を挙げたタイガー・ウッズとスティーブ・ウイリアムズのコンビ復活なるか

 2014年、タイガー・ウッズは最悪のシーズンを送った。3月末に腰の手術をして、カムバックを急いだのが裏目に出た。8月のWGC-ブリヂストンインビテーショナルで痛みが再発し途中棄権を余儀なくされ、その後はリハビリに専念し試合には一切出場していない。

 ウッズのカムバックは12月中旬、フロリダ州の彼のホームコース・アイルワースで行われるヒーローワールドチャレンジになる。自らホストを務めるとあって出場は欠かせないのだろうが、自身も「頂点への返り咲きを狙うのは15年」といっているように、全力で挑むことはないはずだ。

 9月半ばから10月にかけ、ウッズをめぐって興味深い動きがあった。

 アダム・スコットが3年半バッグを担いでいたスティーブ・ウイリアムズとの関係を今年で終わらせると発表した。ウイリアムズは12年間ウッズのキャディをしており、メジャー14勝中13勝はウイリアムズとのコンビでなされたものだ。ウイリアムズとスコットは、けんか別れではない。ウイリアムズはニュージーランドのウェリントンに家族がいる。50歳の区切りで人生をいろいろ考え、引退という結論に達した。だが、キャディの仕事には未練があり「しばらくはパートタイムとして働きたい」と、スコットと話し合い、別れることになった。

 スコットは「スティーブほど素晴らしいキャディはいない。どれほど助けてもらったことか」とウイリアムズの貢献度を最高に評価する。13年、スコットがマスターズに勝ったとき、プレーオフで難しい下りのスライスラインを読み切ってバーディとしたのは記憶に新しい。この勝利でスコットは世界ランキング1位に立った。現在はロリー・マキロイに譲っているが、近い将来の王座奪還に向け、キャディがパートタイムでは困る。そこで関係を終わらせることになった。

「2、3のオファーがあるが詰めまでいってない」とウイリアムズは今後について話すが、ウッズからのオファーがあったかどうかは不明だ。ここでも「パートタイム」がネックになっているようだ。

 かつて、ウッズの写真を撮ろうと追い回したギャラリーからカメラを奪って捨て、やりすぎと批判されたウイリアムズ。また、ウッズもウイリアムズが母国で結婚式を挙げる際、米国との往復に所有する自家用ジェット機を提供した。それほど強い絆の両者である。15年を完全復活の年と位置づけるウッズのそばに、ウイリアムズがいないとは言い切れない。

文・岩田禎夫
週刊パーゴルフ(2014年12月9日号)掲載


岩田禎夫(いわた・さだお)
1933年生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年にフリーのゴルフジャーナリストに転向。以降、現在まで米PGAツアーを中心に世界のゴルフを追いかけている。

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