ひと足早く2014年シーズンを終えた宮里藍の復活に期待!

ParOn.(パーオン) / 2014年11月25日 18時0分

ひと足早くシーズンオフを迎えた宮里藍。12月中旬には始動する

 宮里藍がひと足早く2014年シーズンを終えた。ウエイティング1番目で初日の朝まで待機した、日米ツアー共催のミズノクラシック(11月7~9日、三重県・近鉄賢島CC)の出場機会はついに巡ってこず、この時点で以降はシーズンオフと決まった。

 賞金ランキング86位(11月24日時点)と米ツアー9年目は過去最低の成績だった。

 不振の要因はパッティングであることは、たびたびお伝えしてきたが、今季は平均パット数が30.71(116位)と、米LPGAツアー初参戦の06年以降、初の30パット超えとなってしまった。最高の数字を残した07年は27.36パットで11位、5勝を挙げた10年は28.67パットで4位だから、当時と比べると今季はパットだけで毎ラウンド2~3打も多い計算になる。

 07年、ドライバーショットの不振でスランプに陥ったことのある宮里だが、「そのときよりも苦しい」という。客観的には、ドライバーショットは動作が大きいために修正が困難で、パッティングならすぐに戻るのではないかと思っていたのだが、どうもそうではないらしい。

 要因はパターを替えたことや、ボールが右に出るクセがついてしまったことなど、さまざまな要素が複合的に絡み合っていて、それを打破するために、宮里自身が試行錯誤を繰り返してきた。

 シーズン中、「もう少し、もう少しです」という言葉を何度も聞いた。きっと自分自身にそう言い聞かせてきたのだろう。なかなか結果が出ないままシーズンを終えてしまい、「練習ではできていても試合になるとできないこともある。メンタル面が大きい」と話すなど、技術だけでは修正しきれなかったことを明かした。

 これまでスーパースターとして走り続けてきた宮里。プロになって11年、“燃え尽き症候群”なのでは? と心配する声もあったが、「新しい自分をつくるために、しっかりと腰を据えてやっていく」とシーズンオフに向けての決意を語った。例年、年末年始は故郷の沖縄で過ごし、年明け早々に渡米、キャンプに入っているが、このオフは12月中旬に渡米して、来るシーズンに備えるという。

 米LPGAツアー参戦10年目となる15年シーズンは1月28日、コーテスゴルフ選手権(フロリダ州)で開幕。“新生・宮里藍”の復活に期待したい。

文・武川玲子
週刊パーゴルフ(2014年12月9日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国を拠点に、米PGAツアーと米LPGAツアーを中心に精力的な取材活動を続けている。ParOn.だけでなく週刊パーゴルフでもコラム等を執筆中!

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