ツアー6勝目の松山英樹「ホスト大会Vはメッチャうれしい」

ParOn.(パーオン) / 2014年11月23日 20時2分

目標だったホストプロの大会で優勝できて「メッチャうれしい」という松山英樹 ダンロップフェニックストーナメント(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

ダンロップフェニックストーナメント(11月20~23日、宮崎県・フェニックスCC、7027ヤード、パー71)

 ここ一番で勝負強さを発揮した松山英樹が悲願の優勝を勝ち取った。5バーディ、4ボギーの70で回り、通算15アンダーで並んだ岩田寛をプレーオフで下して日本ツアー今季初優勝、ツアー通算6勝目(アマ時代を含む)を挙げた。プロ転向後では、15試合で5勝目と、怪物らしい驚異の勝率を誇る。

 2位に2打差の単独首位でスタートした松山は、2番(パー4)で2打目を1メートルにつけてバーディ先行としたが、6番(パー3)では、グリーンを外して2メートルのパーパットを外してボギー。続く7番(パー5)は、ティショットを林に入れ、アプローチミスなども重なりボギー。この時点で首位から陥落した。8番、11番でバーディを奪い、首位に返り咲いたが、15番、16番でもボギーとし、この時点でホールアウトしていた岩田寛に2打差の4位に後退した。

「追いつくためには(2ホールで)バーディ、バーディか、パー、イーグルしかなかった。でも今日の調子からいったらイーグルは厳しいので、17番はどうしても入れたかった」

 17番はティショットを5メートルにつけると、30センチ曲がるフックラインを「イメージ通りに打てた」とカップインして、1打差に迫る。18番(パー5)のティショットは会心の1打でフェアウエーをとらえ、残り235ヤードを5番アイアンで、「あまりいいショットじゃなかった」というボールは、左のガードバンカーを避けて左奥のカラーに止まった。5メートルのイーグルチャンスにつけ、これを沈めてイーグルで逆転優勝、とはいかなかったが、バーディを奪ってプレーオフに進んだ。プレーオフは、岩田はミスが重なり6オン。松山はパーで決着をつけた。

「メッチャうれしいです。最近こんなにうれしいことはなかったので。ホストプロの大会で勝つのは大きな目標でした。勝たないといけないというプレッシャーもありましたが、4日間こんなに集中したのは初めてです」

 クラブ契約を結ぶダンロップが主催とあって周囲の期待も大きく、米ツアー初優勝を遂げたザ・メモリアルトーナメント以上に集中していた。41回目の大会で、日本人選手としては7人目の優勝となったが、ダンロップと契約する日本人選手では初優勝と大役を果たした。

 優勝の喜びとは裏腹に、プレーには不満が残るところもあった。

「17、18番でバーディを取らないといけないところで取れたのは自信になりましたが、今日の4つのボギーはよくないですね。最終日のプレッシャーがかかる中で、一つしか伸ばせないからこんなに苦労する。プレッシャーがかかった時にもっともっと上に伸ばせるように、いろいろ試しながらやっていきたい」

 優勝してもなお課題を見つけるのが松山。今年はタイガー・ウッズが主催する招待試合の「ヒーロー・ワールドチャレンジ」(12月4~7日、米国)に出場して全日程が終了。年明けすぐに米ツアーは再開し、昨シーズンの優勝者のみが出場するヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ(1月9~12日、米国)から始動する。

 国内で悲願の優勝を遂げ、次はメジャー優勝という一番の目標に進む。

文・小高拓

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