首位発進の小田孔明「二人には1打でも勝ちたかった」

ParOn.(パーオン) / 2014年12月4日 19時27分

賞金王争いのライバル二人に大きく差をつけて好スタートを切った小田孔明 ゴルフ日本シリーズJTカップ(2014)(1日目) 写真・村上航

ゴルフ日本シリーズJTカップ(12月4~7日、東京都・東京よみうりCC、7023ヤード、パー70)

 今季最終戦は賞金王決定戦でもある。逆転賞金王の可能性のある賞金ランキング2位の藤田寛之、3位の近藤共弘、4位の岩田寛が優勝しなければ、1位の小田が賞金王戴冠という状況。しかし、小田は自力で決めるといわんばかりに1イーグル、4バーディ、ノーボギーの64で回り、6アンダーで2位に2打差をつけて単独首位に立った。

 今大会初日は賞金ランキング順に組分けされる。小田と藤田、近藤の3人が最終組。藤田が1、2番で連続バーディ、近藤が2番でバーディと小田をリードする。

「藤田さんが連続バーディで、今日は61かなと覚悟していました。二人のゴルフを見て前半はついていこうと思っていました。この試合は、我慢が大事と思っているので」

“賞金王”というプレッシャーに包まれた小田は地に足がついていないままスタートをし、チャンスにつけるがバーディを奪えないホールが続く。それでも6番(パー5)は2オンに成功し、「寄ればいい」という20メートルのイーグルパットをねじ込んで、地に足がついた。そのすぐあと、8メートルに2オンした藤田もラインを読み切って入れ替えした。

「さすがだなと思いましたよ。パットでは勝てないから、ショットで勝つしかない」

 藤田のイーグルにも動揺せずに、自分のゴルフに徹する思いを強めた。7番(パー4)は2打目をグリーン奥にこぼして、アプローチも寄らずに4メートルのパーパットが残ったが、これを沈めてパーと粘りを見せる。我慢のゴルフを続けていると、後半に入って小田の武器であるアイアンショットのキレが戻った。

 13番は50センチ、14番は1.5メートル、16番は3メートル、17番は20センチにつけて、4つのバーディを奪った。

「後半に入ってアイアンショットはよかったです。二人には1打でも勝ちたかったです。最高の初日です。ボギーを打たなければ落ちることはないので、我慢のゴルフをしていきたい」

 過去7度の出場で最高成績は6位タイ。大会前は、「あまり得意ではない」と話していたこのコースを「我慢のゴルフ」で克服。この日唯一のノーボギーで、今大会自身のベストスコアとなる64をマークして、初めて首位に立った。「賞金王のゴルフという感じでした」と藤田も舌を巻いた。

 その藤田は1イーグル、4バーディを奪ったが、不安なショットが顔を出して5つのボギーをたたいて69。1アンダーの9位タイ。近藤は、3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの70でイーブンパー。岩田寛は序盤ダブルボギー、ボギーをたたきながら3つのバーディを奪って70のイーブンパー。近藤と並び14位タイ。それぞれ首位とは5打、6打の差があるが、残り3日間、小田を追う。
 
文・小高拓

ParOn.(パーオン)

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