50歳を迎える藤田寛之「いつまでもレギュラーでがんばりたい」

ParOn.(パーオン) / 2019年2月26日 13時31分

今年50歳になる藤田寛之。レギュラーツアーで戦うためにハードなトレーニングを行っている。(撮影・佐々木啓)

今年の6月に50歳を迎える藤田寛之。レギュラーツアーでは歴代2位タイ(1位はジャンボ尾崎の32年)、継続中では最長の22年連続賞金シード権を保持し、ツアー通算18勝と長年に渡って一線で活躍している。しかし、昨シーズンは賞金ランキング48位とシード権を獲得して以来の自己ワーストに終わった。さすがに衰えは隠せない。4月の国内開幕に向けて黙々と調整する藤田に今季の意気込みを聞いた。

1992年にプロテストに合格した藤田は、初シードを獲得した1997年のサントリーオープンで、ジャンボ尾崎の追い上げを振り切り、ツアー初優勝を遂げた。そこからショートゲームを武器にトッププロの階段を上り始める。2001年以降は賞金ランキング20位以内をキープする“高値安定”の成績を残す。そして40歳になった09年に自己最高を更新する賞金ランキング5位に入ると、43歳となった12年には年間4勝を挙げて賞金王を獲得。高値安定から一気に頂点に立った。20代で1勝、30代で5勝を挙げたが、40代になって12勝を挙げ、マスターズに2度出場するなど、40歳を過ぎて強さを増した。しかし、14年以降、優勝から遠ざかり、さすがの藤田もここ数年は年齢の壁にぶちあたっている。

「肉体的な衰えは感じますよ。視力は悪くなるし、老眼も入っています。体の痛みも感じるし、疲れも取れにくくなりました。特に昨年はヘッドスピードがガクッと落ちました。1.5 (m/s)ぐらい。若い頃はボールを打って技術を習得していましたが、最近は練習量を抑えて体への負担を考えるようになりました」

肉体的な衰えは技術にも影響を与える。ショットは思うように打てないことが多くなり、得意のパットも勝負どころで決められなくなってきた。昨年はシード落ちを覚悟するほどの状態だったが、日本オープンで5位タイに入るなど、なんとかシード権を死守できた形だ。肉体的には衰えてきたが、やる気に衰えはない。「応援してくれる人、サポートしてくれる人も大勢いますし、レギュラーツアーで結果を残したいです。最高の結果は優勝ですが、優勝に手が届きそうな活躍はしたい」。もう一花咲かせる意識は強い。

オフの取り組みも変わった。昨年ヘッドスピードが落ちたことを実感したこともあり、今まで取り入れていなかった「体が動くトレーニング」を実践。加齢により体は勝手に動かなくなるもの。その眠っている筋肉を呼び起こして「動く体」にする。藤田は、「子供の頃のような俊敏性を取り戻す感覚」と表現する。

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