痛感した“追われるゴルフの難しさ” 石川遼は単独首位にも「モヤモヤ」

ParOn.(パーオン) / 2019年8月24日 19時15分

石川遼は単独トップで最終日へ 長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップ(2019)(3日目) 写真・鈴木祥

<長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップ 3日目◇24日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178ヤード・パー72>

“追われるほうが難しい”。そんな言葉をたびたび耳にするが、この日はそれを体現したかのような1日だった。

2位に3打差をつけて迎えた第3ラウンドのスタート1番。ティショットはフェアウェイど真ん中、セカンドショットを約4mに乗せると、これを沈めてバーディ発進。6ストローク伸ばした第2ラウンドに続いて、この日も快進撃を予感させた。

前半で3つスコアを伸ばすと、11番パー4ではティショットを池に入れたが、3打目をピンそばにピタリとつけてパーセーブ。その後もスコアを落とすことなく、5バーディ・ノーボギーの「67」でフィニッシュ。トータル16アンダー、2位に3打差をつけての単独首位を守った。

しかし、ラウンド後に口を開くと「すごく難しい1日だった」。理由は“追われる立場の緊張感”だ。「慣れるということがない。流れも悪く感じていたし、1日どんよりしている感じ」。特にこの日は後続の追い上げがすさまじかった。堀川未来夢が「65」、チャン・キム(米国)が「64」をマークしてトータル13アンダー2位タイへ。他にも5アンダー以上を出した選手も多かった。

“追われるやりづらさ”を感じさせたひとつが、17番パー4(282ヤード)。決勝ラウンドはティイングエリアが前に出されて1オンが狙えるチャンスホール。ドライバーと3番ウッドの間の微妙な距離。石川が迷ったすえ、ティショットで手に取ったのは9番アイアンだった。「3番ウッドで狙ってイーグルの可能性もあるけど、それにかける状況ではないと思った」と、刻んで2オン1パットのバーディ。「最終日に追いかけている立場だったら、かける価値はある。最初は狙う気でいたけど、距離、風、アイアンの調子がよかったこともあった」。結果として堅実な攻めが奏功したが、「バーディを獲った今でも、あの攻めはよかったのかなとモヤモヤしている。自分の技術不足」と、スコアに反して表情はスッキリとはしていなかった。

ツアー15勝を挙げていても、追われる立場に慣れることはない。それでも、「みんな、ジャンボさんがトップにいたら追いつくのは難しいなと思うけど、“遼だったらチャンスがあるな”と思うかも。そのイメージを変えていきたいですね」と楽しそうに笑う。「いい成長をさせてもらった。明日がどうなるか楽しみです」。そのプレッシャーすらも、勝利を引き寄せるエネルギーになりそうだ。(文・谷口愛純)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

ALBA.Net関連記事
・石川遼が語る 渋野日向子の“渾身の”3パット

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング