今週に迫った女子ツアーの第2回リランキング 崖っぷちの選手たちに背水の覚悟を聞いた

ParOn.(パーオン) / 2019年9月26日 15時0分

(左)今季ステップ・アップ・ツアーで優勝するなど決して調子は悪くない藤田光里。終盤戦に残れるか? (右)不振から脱出する糸口を見いだせないでいる渡邉彩香。リランキングでも苦しい立場にいる(写真・Getty Images)

女子ツアーの第2回リランキングがミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(9月27~29日、宮城県・利府GC)終了後に行われる。リランキングとは、シーズン途中にシード選手以外のTP(トーナメントプレーヤー)登録者を賞金ランキング上位順に並び替え、その順位によって出場資格を与える制度のこと。

第1回目はアース・モンダミンカップ終了後に行われたが、これによってレギュラーツアーへの出場選手の顔ぶれも大きく変わった。

第2回リランキングでは後半戦の残り少ない試合の出場がかかっていることもあり、特に崖っぷちのラインにいる選手にはプレッシャーがかかる。仮に賞金シードを獲得できなかったとしても、リランキングを突破して残りの試合に出場することができれば、賞金ランキングを上げてファイナルQT出場権を得ることもできる。つまり、ここを突破できるかどうかで、来シーズンの戦い方も大きく変わるということだ。

昨年の実績で見ると、第2回突破のボーダーラインは600万~750万円と予想される。9月16日時点のリランキング順位を見ると、獲得賞金600万円台の選手の中には藤田光里37位)、500万円台には西山ゆかり(42位)、辻梨恵(43位)、400万円台に表純子(47位)ら、かつてレギュラーツアーで活躍した選手の名前が多く見られる。

また、ツアー通算3勝の渡邉彩香(65位)も200万円台と不振をかこっており、一発逆転でのリランキング突破を狙う。

ただ、600万円を超えた選手でさえもうかうかしていられない状況のようだ。

36位の安田彩乃は「去年と同じような位置にいますが、ピンチだと思っています。ただ、できることを徹底してやるしかありません。自分を見失わないようにプレーするだけです」と気を引き締める。

500万円台で41位の野澤真央は「今までいろいろ考えてやらないといけないと思っていましたが、考え過ぎると大事なところで力みが入ってしまう。だから、あんまり考え過ぎず、ポジティブに楽しんでやろうと思っています」と前を向く。

43位の辻梨恵も崖っぷちだ。「ボーダーが750万円くらいだと残り230万円必要ですね。正直、厳しいとは思っていますが、少しずつ調子が上がってきましたので、諦めずにがんばります」と望みをつなぐ。

そして気になるのが“セクシークイーン”アン・シネ(45位)だ。今季はここまで17試合に出場して約500万円を獲得。リランキング突破には最低でも100万円ほどは獲得しておきたいところ。一方で、「最終プロテストのエントリーは済ませた」(所属のNOWON)とのことで、LPGA会員の資格を得て、QTに進むことも想定している。

いずれにしてもミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでは、優勝争いだけでなく、リランキング突破に向けて背水の覚悟で挑む選手たちのプレーにも注目しておきたい。

(本誌・金 明昱)
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