『梅ちゃん先生』15分に1回笑わせ1週間に1回ホロッとさせる

NEWSポストセブン / 2012年4月6日 7時0分

 空襲で焼け野原になった、東京・蒲田にあるひと間のバラックに、朝寝坊の少女を起こす家族の声が響く。

「梅子、梅子!」

 慌てて飛び起きた梅子だが、その拍子に電灯に頭を思い切りぶつけてしまう…。

 4月2日にスタートした、NHKの連続テレビ小説『梅ちゃん先生』。堀北真希(23才)演じる主人公・下村梅子は、帝都大学医学部教授・下村建造(高橋克実・51才)の末娘。容姿端麗で優等生の姉・松子(ミムラ・27才)、学業優秀な医科大学生の兄・竹夫(小出恵介・28才)の下で育ったドジな劣等生だ。何かと姉や兄と比較され、「どうせ私は松竹梅の梅よ」と落ち込んでしまうことも。

 そんな梅子がやがて医者となり、奮闘するというストーリーだ。敗戦直後の日本という時代設定や、そのなかで前向きに明るく生きていくヒロイン像は、朝ドラの“王道”ともいえる。プロデューサーの岩谷可奈子さんはこう話す。

「家族やまわりのいろいろな人たちと一緒に生きていくヒロインの姿を描きたい。医師の世界を描くと“生き死に”の重い話になりがちですが、朝見る番組なので楽しくなければいけない。

 サザエさん的なお話ができるといいなと思っています。脚本の尾崎将也さんとも、“15分のなかで1回は笑わせようね。1週間のうち1回はホロッとさせようね”と話しているんです。ダメキャラの梅ちゃんをはじめ、変な役の人ばかり出てきますが、それが尾崎さんの真骨頂ですね」

 尾崎さんは『結婚できない男』(フジテレビ系)や『特命係長 只野仁』(テレビ朝日系)など、数々の人気ドラマを手がけてきたベテラン脚本家。“民放”のイメージが強いだけにNHKの朝ドラとしてはチャレンジのようにも思えるが、岩谷さんは否定する。

「お忙しくて、これまで声をかけられなかっただけ。冒険しようという気持ちはありません。このドラマには、NHKの朝ドラに皆さんが期待していらっしゃるものを詰めこんでいます」

※女性セブン2012年4月19日号



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