尿漏れ 体操正しく続ければ2か月で約8割が改善すると医師

NEWSポストセブン / 2012年4月16日 7時1分

 尿もれや子宮脱をはじめとする骨盤臓器脱など、女性器周辺のトラブルのもとは、骨盤底筋群という子宮や直腸などを支える筋肉やじん帯・筋膜等のダメージだ。

 ダメージを受ける原因は、多くが出産によるものだが、加齢で緩んだところに、肥満や、喫煙による咳などで腹圧が増加し、症状に拍車をかけることも。

 その予防・改善のもっとも簡単で有効な方法が、自分で骨盤底筋群を鍛える体操「骨盤底筋トレーニング」。この体操自体の認知度は高く、40代女性に行った尿失禁(尿もれ)の調査(ユニ・チャーム、2010年)では、「骨盤底筋トレーニングを知っている」「聞いたことがある」と答えた人は実に71.2%。

 しかし実践したことがある人となると16.9%。継続している人はわずか3.7%というのが現状だ。女性医療クリニックLUNAグループ理事長・関口由紀さんが説明する。

「体操を正しく続ければ、重度の尿失禁でなければ2か月で約8割が改善します。ただ、正確に行うのは難しく、最初から正しくできるのは2人に1人。しかも、間違ったやり方で筋肉を動かすことで、症状が悪化する危険もあります」

 最近は、膣内診で状態をチェックし、体操指導を行う泌尿器科や婦人科も増えてきているという。けれど、一体どんなことをやるのか…。

 そこで、関口さんが女性器周辺のトラブルを抱える患者さんにすすめる「LUNA骨盤底トレーニングセンター」の“個別骨盤底筋体操指導”に、尿もれ予備軍の本誌40代記者らがトライしてきました!

 私、ライターTは40代後半、独身、出産経験なし。ここ数年体重が増えて、下半身デブが悪化…。尿もれはないものの、実は最近、全力でくしゃみするのが少々怖い。ひとりで行くのは不安だったので、友人のシングルマザーY(40代)を強制連行。Yは中学生と高校生の子供がいるとは思えないほどスレンダーだが、喫煙者。出産経験者だし、“膣力”は同じくらいのはず!

 先に私Tが診察室にはいると、LUNA骨盤底トレーニングセンター長の重田美和さんがにこやかに迎えてくれた。

 骨盤内の模型を用いながら、なぜ尿失禁や骨盤臓器脱が起こるのかなどを明解に説明。次に患者が自分の症状や悩みを伝え、内診にはいる。個別指導に来る女性は、10代から90代と幅広いが、ピークは更年期にさしかかる50代前後だそう。

「患者さんで多い症状は腹圧性尿失禁ですが、他にも切迫性尿失禁、頻尿、女性性機能障害などさまざまな病気があるので、何が症状の原因かを内診でみます。骨盤底筋が緩んでいるとは限らず、血流が悪いのか、筋肉が硬くなっているのか、内診で触れてみないとわかりません。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
NEWSポストセブン

トピックスRSS

ランキング