ストレスで頭痛・めまいを訴える人が急増 運動やアロマが○

NEWSポストセブン / 2012年5月2日 7時0分

 ストレスが原因で、頭痛やめまいを訴える人が多い。とくに、リーマン・ショックや3.11以降患者が急増している。ストレスが原因の頭痛やめまいは、筋緊張性頭痛といわれ、偏頭痛とは区別される。偏頭痛は頭の左右どちらかが心臓の拍動に合わせてズキンズキンと痛む。

 筋緊張性頭痛では、頭が締め付けられるような鈍痛が続き、歩くと身体がふらつくようなめまいを感じることもある。これまで体験したことのない頭痛なので、脳の怖い病気を心配して脳神経外科を受診し、CTやMRIなどの検査を行なう人が多いが、ほとんど異常なしの結果となる。

 ストレスによる頭痛の専門外来、脳の健康外来を開設した日本大学医学部附属板橋病院脳神経外科の酒谷薫教授に話を聞いた。

「ストレス脳の治療には汗をかく運動が効果的です。100m走のアスリートは『ヨーイ』と声がかかると心拍や血圧が上昇し、それを合図に飛びだします。ストレスの多い生活をしている人は、ヨーイのままピストルがいつまでも鳴らないのと同じ状態なのです。運動して汗をかくと、ストレスが発散し、脳と身体がリラックスします」

 このほかにアロマテラピーもリラクゼーション効果が高い。近赤外分光法を使い、右優位のストレス脳をアロマをかぐ群と何もしない群の2群に分け1か月後に調べると、アロマをかいだ群は左優位のリラックス脳に変化した。香りは自分の好きなものを用いるのもコツだ。

(取材・構成/岩城レイ子)

※週刊ポスト2012年5月4・11日号



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