セルフブランディング? 痛くて滑稽な厨二野郎を専門家解説

NEWSポストセブン / 2012年5月6日 16時0分

「自分ブランドを確立する」という「セルフブランディング」もやり過ぎるとこっぱずかしいことになる。作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が「痛いセルブランディングの3パターン」を紹介する。

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 時代はセルフブランディング、なんですかね? ソーシャルメディアの時代となり、露出する社会になるが故に、自分ブランドの確立と伝え方が大事になっていると言うことが叫ばれています。そのためのマニュアル本が売れていたり、有料セミナーも大盛況です。最近では、『情熱大陸』に出演した安藤美冬氏の「名刺には足立区と書くな」というノウハウが物議を醸しつつ、話題になりましたね。

 自分のブランドの確立は、大事であることは同意します。企業社会においても、「○○さんがやってくれるなら」「○○さんなら安心」という評価があれば、仕事を有利に進められますし、新規開拓のための営業活動にパワーをかける必要がないですから。目指す姿、あるべき姿を明確にすることも賛成です。

 でも……。セルフブランディングに熱心に取り組んでいる方の様子をみると、滑稽なんですよ……。「盛り」まくりのエントリーシートを書く就活生よりも、こちらの方が痛いと感じてしまいます。特にプロフィールの作り込み、ツイートがわざとらしくて痛々しいのですね。

 今回は写真と、ツイートの中身とトーン、アカウントについて考えてみましょう。特に好かれたいオーラ満点のセルフブランディング野郎によくある傾向はこれです!

 まずは写真。たいてい笑顔で、自分が最も優しい雰囲気で、かつ、かっこ良く見える角度で撮っています。良い人ぶってますねぇ。もちろん、Photoshopなどで補正もしています。会ってがっかりするのは当然だと考えましょう。

 次にツイート。普通の人、あるいはそれに毛が生えた程度の人たちは、「自分が調べたことを皆さんに無償でシェアしてあげているよ」というやさしい雰囲気がウケます。中には普通の人なのに、評論家ぶって過激な意見ばかりツイートする奴もいますが、シャア・アズナブル風に「坊やだからさ」と厨二野郎を優しく見守ってあげましょう。

 中身も本人は「キュレーションをやっている」と言いつつ、たいていはニュースや著名人のブログにコメントを加えた程度なのです。実際、プライベートで会ってみて酒が入ると、毒ありまくりかつ教養なさすぎで呆れることも。さらに、自分のエントリーやツイートを礼賛してくれた人をリツイートしまくり。これまた痛いですなあ、普通の人がやると。

 アカウント名ですが、自分のモットー、理念なんかを入れだす奴って痛いですよね。Twitterの場合、ローマ字のアカウント名の他に、日本語で名前をつけられるわけですが、そこにモットーとか宣伝文句を入れている奴はもっと痛いです。「夢を叶えるライフスタイルクリエイター山田太郎」みたいな奴ですね。いや、実際は夢見がちな普通のサラリーマンなんですけどね。

 どうか皆さん、こういう勘違い野郎はスルーして、まずは目の前の仕事をしましょうよ。仕事って最高のブランディングですから。



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