人気寝台サンライズ出雲 乗車~就寝までオバ記者がレポート

NEWSポストセブン / 2012年5月12日 16時1分

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女子に人気の寝台特急「サンライズ出雲」

 夜汽車の旅情にホテル並みの快適さをそなえた寝台特急、サンライズエクスプレスが女子やリタイア夫婦などに大人気だ。東京駅から出雲市へ向かうこの寝台。女同士、個室でくつろぐのもいいし、夫婦でゆっくり語りつくすのもまたいい。鉄道マニアの本誌名物記者・オバ記者(55才)が「サンライズ出雲」の乗車から就寝までの過ごし方をレポートする。

 * * *
【22:00 東京駅出発】
 ほぼ満員となる乗客を乗せて定刻通り出発! サンライズエクスプレスは毎日、1往復運行していて、出発が飛行機の最終便と比べると3時間以上も遅いから、金曜日には仕事を終えてから乗り込む人も多いそうな。

 近距離通勤者と、寝台列車の旅に出る人がひとつホームに入り乱れる中、東京駅の「グランスタダイニング」で買い込んだお総菜やお弁当、缶ビールを持って、スター列車に乗り込む晴れがましさといったら(ちなみにサンライズには車内販売はなく、ソフトドリンクの自販機のみ)。

「おーっほほほ。なんか他の人に悪いみた~い」

 西太后のような気分で列車に乗り込もうとすると、

「到着まで12時間もかかる列車に、すでにぼくは疲れてますけど。はぁ~」

 札幌出身なのに、修学旅行以来、一度も寝台列車に乗ったことがない編集Oくんは体内“鉄分”ゼロ。「シングルの上階と下階の個室をとってますけど、眺めのいい上階のほうがいいんですよね?」というから、「私は線路を背中で感じられる下階!」。すると、「遠慮しなくていいですよッ」という。

 どこまでいってもカミ合わない会話をしつつ、オバは心に決めた。よしっ、こやつの体に“鉄”を注入しちゃる、と。

【22:15 乗車券拝見】
 まだ都会のネオンの中を走っているときに、車掌が乗車券をチェックしにくる。ここでシャワーカード(310円)と、タオル+歯磨きセット(210円)を買わないと車掌を捜して列車中を行き来しなくちゃならないから要注意。

【22:30 シャワータイム】
 高2のときに乗ったブルートレイン「北陸」から寝台列車に目覚めたオバだけど、車中でスッ裸になるのは初めての経験。半畳ほどの脱衣所には備え付けの脱衣カゴがあって、意外と使い勝手がいい。

 先ほど買ったカードを入れて、体を洗うのはほどほどにして熱いシャワーを6分間、ただ浴び続ける。シャンプー、ボディーソープも用意されているのがうれしい。もしかしたら極楽という場所は、こんな風に揺れているのかもしれないと思いつつ、じっと目を閉じていた。

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