男性スキンケア市場拡大 専門家「肌対策でモテ度に差がつく」

NEWSポストセブン / 2012年5月15日 16時0分

加藤茶45歳、郷ひろみ24歳、堺正章22歳、黒田アーサー17歳……。

 これすべて再婚相手との年齢差。年の差婚ブームで齢50を超えた男たちが、まるで娘や孫のような年頃の女性と次々に結婚していく。経済的安定志向、世代間ギャップの低下、晩婚志向など、要因にはいくつかの共通性があるが、そこで大事なのがルックスの若さであることは言うまでもない。

 老化現象を引き起こす深刻な外的要因の一つが紫外線=UV(ultraviolet)だ。紫外線が原因でシミやシワができる現象は光老化と呼ばれる。近年、皮膚が老化する要因は加齢よりも光老化による割合のほうが大きいことがわかっており、いま皮膚の老化防止には、1年を通して紫外線対策を行うことが必須条件と言える。

 光老化は急激に進行するものではない。5年後、10年後と年齢を重ねるにつれてシミやシワ、ハリのなさ、といった症状が確実に表れる。

 ではどのようにUV対策をしたらよいのか。各分野で新たな動きが出ている。

 毎日の簡単UVケアには、日やけ止め用の乳液タイプの保湿液などがある。例えば花王は、「メンズビオレ」の浸透化粧水ラインナップに「UVミルキータイプ」を発売。資生堂は「ウーノ スキンケアタンク(UVカット)」を発売している。資生堂によると、男性化粧品市場は年々拡大傾向にあり、特にスキンケア用品は2004年度比で151%まで伸張しているという。

 スーツやウエアなど、UV対策を施した衣料品も充実しつつある。AOKIの「プレミアムエアクールスーツ」は表面温度上昇を約10度抑制。信州大学繊維学部と産学共同開発した熱ブロック加工の生地を表地に使用し、紫外線もカットする。ミズノの半袖ポロシャツ「アイスタッチソーラーカット」は、涼感素材にUVカット機能を加えたすぐれもの。遮熱素材「ソーラーカット」と、UVカット機能を合わせ持つ涼感素材「アイスタッチ」を組み合わせている。

 そしていま、UV関連商品は自動車にまで波及している。自動車用ガラスメーカーの大手である旭硝子は、UVカット率約99%(※1)のフロントドア用UVカット強化ガラスを開発。それをトヨタが世界で初めて採用(※2)した。

「これまでも前面のガラスにはUVカット率の高いガラスを採用していますが、直射日光が注ぎ込む運転席や助手席側面のフロントドア用のガラスとしては初めてです。競合他社がUVカット率90%前後のものを使っている中、2010年に世界に先駆けて、ヴィッツにこのUVカット率約99%(※1)のガラスを採用しました。これまでは一部のグレードのみ、標準設定だったのですが、販売店にリサーチしたところ、この装備を支持するお客様の割合は、男性8割、女性は9割にもなりました。そこで、(紫外線量が増え始める)5月に発売するヴィッツの特別仕様車には、UVカットガラスを標準装備しました」(トヨタマーケティングジャパン・奥村先見氏)

美容ジャーナリストの永富千晴氏はこう語る。

「男性も40歳を超えると、肌の老化が始まります。その最大の要因が紫外線ですね。UVケアは確実に老化防止になります。目につくのは芸能人の年の差婚ですが、人生経験があって、経済的に余裕のある大人の男が、さらにスキンケアすれば、若者に負けるはずがありませんよ」

※1 トヨタ自動車(株)調べ
※2 2012年12月時点トヨタ自動車(株)調べ

※週刊ポスト2012年5月25日号



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