ハーバードの正規日本人留学生は7人 その内4人輩出の予備校

NEWSポストセブン / 2012年6月2日 7時0分

 ベネッセコーポレーションが運営する、難関海外大学進学者向けの予備校「Route H」(ルートH)は、ハーバード、イェールをはじめブラウン、コロンビア、コーネル、ダートマス、プリンストン、ペンシルベニアといったアメリカの最難関8大学、通称「アイビーリーグ」への登竜門として着実な実績をあげている。同社の藤井雅徳氏はいう。

「ルートHは少数精鋭主義を貫いており、現在中1から高3までの6学年を定員15名で指導しています」

 ルートHは2008年5月に創設され、現在まで3期で合計10人の卒業生を輩出している。このうち女子が5人、さらに地方出身は3人(大阪2人、福岡1人)という内訳だ。

「大学別ではハーバード大に5人、イェール大に3人が合格しています」

 ただし、両大学にパスしたスーパー受験生が3人いるので、実際にアイビーリーグに進学したのは6人だ。藤井氏は、この数字の持つ意味を説明した。

「海外難関大への進学は実に狭い門です。ハーバード大に正規留学(進学)する日本人学生は現在7人しかおらず、合格するのは年に1人か2人だけです。そこにルートHから4人(うち1人が今年9月入学)を送り出しました」

 しかし、ハーバード大の日本人学生がたったの7人とは! 藤井氏は苦笑した。

「まず合格率がわずか5%だという、厳しい事実を認識してください。合格者枠は2000人程度しかありません。そのうえ、留学生は全合格者の1割程度(200人)です。近年は中国やインドに加えアフリカ、中近東から優秀な学生が受験するので、ますます厳しい戦いになっています」

 ちなみに、国内難関の東大は25%、毎年3000人が入学する。

「アイビーリーグ8校にマサチューセッツ工科大学、カリフォルニア大バークレー校といった有名大学を加えても、日本人学生は毎年で20人くらいしか入学していないはずです」

 ルートHの月謝は2万5000円。特別講習などを含めて年間50万~75万円ほどだ。受講生は、灘校など“東大合格者数上位校”の生徒が中心だ。

「年に2人くらいしか合格しないという実態なので、積極的に募集をしているわけではありません。それでも生徒はフェイスブックなどで情報交換して、うちを見つけてきますね」

 当然、受講希望者の偏差値は高い。ほとんどが東大を併願するのも特徴だ。だが、本気になって受講する生徒は、最初から日本の大学を選択肢に入れていない。

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