130組実施の離婚式の意義 周囲に余計な気を使わせぬ配慮も

NEWSポストセブン / 2012年6月17日 7時0分

 結婚式ならぬ離婚式!? まだまだ聞き慣れない言葉だが、実は最近多くのメディアに取り上げられ、NHKではドラマ化もされた。年間25万組が離婚するいまの日本で、徐々に浸透しつつある離婚式について離婚式プランナーの寺井広樹さんに聞いた。

――服装に決まりはあるの?
寺井:特に決まりはありません。離婚を前向きに考えるかたは結婚式のように華やかな格好ですし、マイナスにとらえるかたは喪服の場合も。服装でその人の離婚に対する考え方がわかります。

――そもそもなぜ離婚式を始めたのですか?
寺井:尊敬している先輩が離婚することになり、離婚式を提案したのがキッカケで、2009年に初めて行いました。始まる前の会場は、いたたまれない空気でしたが、式を終えたら、みなさん「いい式だった」といってくださった。それからまたひと組、またひと組と繋がって現在に至ります。

――いままでどのくらいの人が式を挙げたのですか?
寺井:約130組です。年末の12月や年度末の3月が込み合います。また、年齢層は30代後半~40代半ばが中心です。結婚7~10年のご夫婦からの申し込みがいちばん多いですが、離婚して10年目の節目に、というかたもいます。

――離婚式の意義は?
寺井:けじめをつける、ということでしょうか。結婚指輪をハンマーでたたき、つぶれた指輪を見て終わりを実感したというかたも多いんです。あとは離婚すると周りが気を使うんですよね。周りに報告しにくいのが離婚なので。でも、式を行いオープンにすれば周囲に余計な気を使わせないという配慮にもなります。

――新しいプランは?
寺井:7月に離婚屋敷で宿泊が可能になるので、“結婚終夜”プランを予定しています。最後にいい思い出を作っていただきたいですから。

――寺井さんの夢は?
寺井:実はまだ、私は独身なのですが、いつか円満離婚がしたいんです(笑い)。日本も離婚率が上がっていますが、その中のほとんどは泥沼で、円満離婚できるのはほんのわずかだと思います。離婚を決意するまでは、犬も食わないような夫婦ゲンカもあったと思いますが、そんな修羅場を乗り越えて、さらに離婚式にまで至るというのは、人間的に深い気がします。人間的にも成長できるのが離婚式だと思うので、私もいつか離婚式をしたい。なんていってるから、結婚できないのかな(笑い)。

※女性セブン2012年6月28日号



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