韓国「旭日旗バッシング」で朝日の社旗が“スルー”される理由

NEWSポストセブン / 2019年4月6日 16時0分

 もう一つ、海外のリベラル勢力の“旭日旗”に対しても声を上げることはない。ヒラリー・クリントンが2008年米大統領民主党予備選挙と2016年大統領選挙に出たときに、ポスターに使用されたデザインがそれにあたる。ヒラリーは、リベラルな政治家である。米国はリベラル性向が強いマスコミが主流だ。彼らは2016年の大統領選挙では当然ヒラリーを支持し、大々的に宣伝した。このとき、米国と同様にリベラル性向の強い韓国の多くのメディアも米国のメディアときれいに連動して一方的にヒラリーを支持した。一方、トランプについては、米国のメディアと同様に、負の報道一色だった。完全にヒラリーの「味方」であった。

 この前提があるからだろうか? ヒラリーが選挙で使用した有名ポスターに対し、韓国内で批判が上がることはなかった。アメリカのどこかの街の片隅に描かれた旭日旗風の壁画には、激怒して集団行動を起こす在米韓国人でさえ静かだった。

◆わずか10年で変わった

 つまり、韓国が反発する旭日旗デザインは「形」が問題ではなく、それを使った主体が問題なのだ。これがこの問題におけるダブルスタンダードの根幹である。

 そして、韓国の攻撃を受けなかった対象を見てみると、ある「方向性」を感じることができる。免罪されるのは朝日新聞、ヒラリー。韓国の左派と繋がっているか、少なくとも友好的な関係にある人、団体ということだ。つまり、韓国左派の立場から見れば、「味方」だ。韓国の旭日旗批判の扇動にどのような勢力が関わっていたのか、透けて見えるようではないか。

※崔碩栄・著『韓国「反日フェイク」の病理学』(小学館)より一部抜粋

【プロフィール】チェ・ソギョン/1972年、韓国ソウル生まれ。高校時代より日本語を勉強し、大学で日本学を専攻。1999年来日し、関東地方の国立大学大学院で教育学修士号を取得。大学院修了後は劇団四季、ガンホー・オンライン・エンターテイメントなど日本の企業で、国際・開発業務に従事する。その後、ノンフィクション・ライターに転身。著書に『韓国人が書いた 韓国が「反日国家」である本当の理由』、『韓国人が書いた 韓国で行われている「反日教育」の実態』(以上、彩図社)、『「反日モンスター」はこうして作られた』(講談社)などがある。

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