松坂大輔のゴルフ騒動に金田正一氏「ワシは成績で黙らせた」

NEWSポストセブン / 2019年5月28日 16時0分

肩は順調に回復しているということか(時事通信フォト)

 キャンプ中にファンに腕を引かれて右肩を痛め、一軍登板のないままリハビリを続ける中日・松坂大輔(38)が、練習日にゴルフをプレーしていたことで球団からの処分を受けた(10日間の外出禁止と反省文の提出)。

 チームが下位に沈んでいる状況で「遊んでいる場合じゃないだろう」という声が集まるなか、心強い(?)援軍が現われた。そう、半世紀前に同じことをしでかした「400勝投手」の金田正一氏(85)である。金田氏が語った。

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 松坂の「リハビリゴルフ事件」じゃと? ワシも国鉄から巨人に移籍した1965年に、ゴルフでエラい目にあったよ。

 オープン戦期間中、左手の人差し指にノックのボールをぶつけて骨折したのが試練の始まりじゃった。

 前年に27勝したワシは「優勝請負人」として巨人に移籍してきた。だから、休むわけにはいかん。指にギプスをはめてひたすら走り込み、この金田さんだからこその驚異的な回復力で骨折を1か月で治して開幕戦に間に合わせたんです。

 開幕から5月までで5勝を挙げた。これはチーム最多の勝ち星だった。じゃが、指をかばって投げていたせいでヒジが悲鳴をあげた。それで5月末から戦列を離れることになったわけよ。

 それで、梅雨がない北海道で走り込むために、川上さん(川上哲治監督)に直訴してミニキャンプを張った。そのメニューの1つがゴルフだったんじゃよ。遊んどる? バカ言っちゃいけません。ゴルフスイングはヒジが伸びるから、いいリハビリになるのよ。

 シーズン中でも、完投した翌日は早朝からラウンドしていた。疲れた体を18ホール歩いて整えると、午前中の運動で午後はスムーズに体が動かせるようになる。キャンプ中、選手が早朝に散歩に出るじゃろう? あれと同じよ。ワシはロッテの監督時代に、早朝ゴルフをしてから午後の練習に参加することを選手たちに奨励していたほどだよ。

 ところがあの時は、「調整中の金田を取材したい」と言ってきたなじみのスポーツ紙の記者とカメラマンが、ワシのバンカーショットの写真を撮り、それが新聞に載って顰蹙を買ったわけさ。おまけに、どこぞのホールで8つもたたいたとか、サンザンなスコアまで書かれてのう。あれには参ったわい。

◆結果が出なけりゃクビになるだけ

 川上さんをはじめ、誰も面と向かって文句は言わなかったが、陰ではいろいろ言われたな。でも、ワシは堂々としていたよ。

 今回の松坂にしても、治療の空き時間を利用してのゴルフで、ラウンド後には、ちゃんと治療やトレーニングをしてたというじゃないか。

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