キャンディーズ解散後 1度だけ3人で歌った『微笑がえし』

NEWSポストセブン / 2019年5月31日 7時0分

伝説の解散コンサートから41年

 昭和を代表するアイドルグループ、キャンディーズの「ランちゃん」として絶大な人気を集め、女優として活躍してきた伊藤蘭が、令和の幕開けとともにソロ歌手としてデビューする。後楽園球場における伝説の解散コンサートから41年、アルバム『My Bouquet(マイ ブーケ)』が5月29日に発売される。

 ランちゃん時代と変わらぬ笑顔で楽しそうに再始動を語る伊藤。6月には東京と大阪でソロコンサートも開催する。

「1人でステージに立つのは初めてのことなので、今からドキドキしていますが、皆さんと同じ時間を共有して『楽しかった!』と思っていただけるよう精一杯務めたいなと思っています。

 キャンディーズ時代の曲ですか? お客様が喜んでくださればいいんですけど……。『3人じゃなきゃイヤだ』って言われないかしら(笑い)」

 メンバーの田中好子が残念ながら2011年に他界したため、3人のハーモニーを生で聴くことはもうできない。キャンディーズ世代としてはソロでも歌ってくれることを期待するが、伊藤によると、解散後、3人がプライベートで『微笑がえし』を歌う機会が一度だけあったという。

「私の家に2人が遊びに来た時、何となくそういう雰囲気になって、アカペラで歌ったことがあるんです。誰かに聴いてもらうのではなく、自分たちのために歌う楽しみ方もあるんだということをその時発見しましたね」

 そう懐かしむ伊藤にキャンディーズ時代の想い出を尋ねると、「地方に行った時、いつも3人一緒に同じ部屋に泊まったことが、修学旅行のようで楽しかった」と明かしてくれた。

 一方、当時開催されていた芸能人水泳大会は苦手な仕事だったようだ。

「水着の仕事はそのたびに抵抗していて、数回程度の記憶しかないんですけど、実際は結構やっていたみたいで(笑い)。幸い、当時の所属事務所からは『絶対に嫌だと思うことはしなくていい』と言われていたので、その言葉が支えだった気がします」

 その後、俳優に転身した伊藤は平成元年に水谷豊と結婚。そして令和元年に、歌手と女優の二足の草鞋を履くことを決意した。

「歌い始めたからには、お芝居もやりながら、新しい世界を作っていきたいですね。そのためには心身ともに健康な状態でいないと。私は皆さんが観てくださる視線に生かされていると思っていますので、これからも見守っていただけたら嬉しいです」

●いとう・らん/1955年1月13日生まれ、東京都出身。1973年、キャンディーズのメンバーとして歌手デビューし、NHK紅白歌合戦に3回出場。1978年に解散し、一時芸能活動を引退。1980年、映画『ヒポクラテスたち』に出演し、女優として復帰。以後、舞台、映画、テレビドラマで幅広く活躍する。5月29日にソロデビューアルバム『My Bouquet』をリリース。6月11日と12日にTOKYO DOME CITY HALL、6月14日にNHK大阪ホールで初のソロコンサートを開催する。

■撮影/矢西誠二、取材・文/濱口英樹

※週刊ポスト2019年6月7日号

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