熟年夫婦が一緒にやってはいけないこと 服選び、映画など

NEWSポストセブン / 2019年6月14日 16時0分

一緒にデパートに行くのは最悪?(イラスト/藤井昌子)

 長年連れ添った夫婦でも、夫が働いているうちは一緒に過ごす時間はそれほど多くなかった。しかしリタイアした途端に夫婦だけの時間が延々と続く。それは、夫婦水入らずの幸せのはずだが、時として息苦しさを伴うこともある。

 熟年夫婦のストレスを緩和するためには、「絶妙な距離感」と「生活の工夫」が必要だ。

◆洋服の買い物は試着待ちにイライラ

 元銀行員のAさん(69)は、妻との買い物に付き合うかどうかを「行き先」で明確に分けている。

「スーパーやドラッグストアでの食料品や日用品の買い物なら、そんなに時間がかかることもないので問題ない。車を出してちょっと重い物を運んであげれば、妻の機嫌もよくなりますしね。

 問題はデパートやショッピングモールで、妻が洋服やオシャレ用品を買おうという時。いろんな店を回って、さまざま試着した挙げ句、何にも買わないこともあるじゃないですか。女性のアレって、なんなんですかね? 長時間待たされてイライラするだけだから、僕は留守番と決めています」

◆隣で映画を観るとストレスに

 昨年、夫が定年を迎えたばかりのB子さん(55)。お互い映画鑑賞が好きだが、映画館で隣り合って一緒に観ることはないという。

「映画に集中したいのに、ちょっとしたときに夫がため息をついたり、体を揺すったりするのが気になって、ついイライラして集中できなくなってしまうんです。

 むしろ、別々に観るようにしてから、夫ならどんな感想をもつかな? 私は何を言おうかな? そんなことを考えるのもワクワクします」

◆妻のサークルに加わると疎外感が大きい

 週末に山歩きに出かける妻を、現役時代には笑顔で見送っていた元出版社勤務のCさん(70)。退職したこともあり、妻が入っていた山歩きのシニアサークルに入ることを決めた。

「同じ趣味を持てば夫婦の会話も増えるかと思ったんですが、すでに皆さんと顔見知りで、楽しそうにおしゃべりをしている。変な疎外感を覚えてしまい、結局参加しなくなってしまいました。

 しかも、私が顔を出さなくなったことで、サークルの他の人たちに“何か失礼があったのかしら”と気を使わせてしまったみたいで、妻も少し居心地が悪くなったようで、迷惑をかけてしまいました」

 漫画家の弘兼憲史氏が言う。

「奥さんには奥さんの仲間がいます。そこの中にくっついていくというのはよくない。家族同士が集まるのは別として、奥さんの集まりに配偶者が顔を出すのが一番気を使いますからね。

 逆に奥さんを自分の仲間のところに連れていかない。このラインは絶対に守った方がいいと思います」

◆一緒にジム通いは専念できない

「夫婦で会員になると会費が割引になるからと、同じジムに入ったのですが、行く日時は別々です。

 一緒にやるとムダに時間もかかるし、アドバイスを求められたら好きなように運動できなくて、不完全燃焼になりますからね」

 そう話す元商社マンのDさん(74)は、妻と顔を合わせても、「来てたのか」と挨拶する程度だ。

※週刊ポスト2019年6月21日号

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