なぜ皇室の方々は英語をマスターできるのか、その英語学習法

NEWSポストセブン / 2019年6月19日 11時0分

留学中に学友と談笑する天皇陛下(時事通信フォト)

 諸外国の王族や要人と通訳を介さず談笑する皇族方は、いつも自信に満ちあふれている。“皇室外交”の担い手たちは高い語学力をどう身につけたのか。

 立場上、自由に海外留学をしたり、英会話スクールに通い詰めることができるわけではない。それでも流暢に英語を操る理由は──。

◆天皇陛下は“通訳要らず”

 新天皇即位に関連する儀式は、今秋に山場を迎える。10月22日に「即位礼正殿の儀」があり、それに続く祝賀パーティ「饗宴の儀」には各国から賓客が招かれる。

 御代がわりで日本の皇室に世界の注目が集まるなか気付かされるのは、皇族方が驚くほど流暢に英語を操り、外国の人々と積極的に交流していることだ。

 まず、最も注目を集めたのは雅子皇后だ。即位後初の国賓であるアメリカのトランプ大統領夫妻を迎えた際は、その語学力が遺憾なく発揮された。皇室記者がいう。

「宮中晩餐会ではトランプ大統領夫妻と通訳を介さず親しげに語り合っていた。ネイティブ顔負けの英語に、気難しいトランプ大統領の表情もいつしか柔和なものに変わり、メラニア夫人とは10代の子供を持つ母親同士の話題で盛り上がっていました。アメリカ側の関係者も“大変美しい英語だ”と感嘆していたようです」

 雅子皇后は幼少から海外生活が長く、米ハーバード大学を卒業。東大を経て外務省に勤務した。英語のみならず、フランス語やドイツ語、ロシア語も堪能だ。

 元外交官というキャリアを考えれば語学に長けているのは当然とはいえ、実はこのとき天皇もトランプ大統領とのやりとりで流暢な英語を披露した。会見ではこんな“ハプニング”があったという。皇室ジャーナリストの神田秀一氏がいう。

「公式な会見では、会話の内容を記録する意味もあり、通訳を介すのが一般的です。しかし、この日の陛下はトランプ大統領と直接英語で話し込んでしまった。そのため、職員が途中で“通訳を通してくださいませんか”と願い出たのです。

 陛下は通訳を通すよりも自ら直接語りかけたほうが、言葉に込めた真意や人柄が伝わりやすいとお考えになったのではないか。このハプニングは“もてなしの心”が現われたシーンでした」

 通訳を介すことが“コミュニケーションの障壁”になると感じる──それほどの英語力は、一朝一夕に身につくものではないだろう。

 中学、高校、大学、さらに英会話学校に通っても結局英語をモノにできない日本人が多いなか、天皇を始め皇族方は「1人残らず」流暢に英語を話す。なぜ皇室の方々は英語をマスターできるのか。そこには皇室ならではの「英語学習法」があった。

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