大人の「うんこ病気ドリル」 細長いと□□がんのリスクあり

NEWSポストセブン / 2019年6月24日 16時0分

「うんこ」で病気がわかる

 空前の“うんこブーム”が起きている。『うんこ漢字ドリル』(文響社)がシリーズ累計400万部を突破し、玩具店では「うんこスライム」がバカ売れ。「うんこミュージアム」(横浜市)は週末ともなれば整理券が出るほどの盛況である。

 ブームを支えているのは子供たちだが、「大人にとっても、うんこは非常に重要なファクターです」というのは、大便研究の第一人者で、おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎氏だ。

「人間は口から肛門まで、消化器官でつながっている。大便はその状態を如実に示します。どこかの部位に異常があれば、大便の異変となって現われるのです」

 とりわけ胃から大腸にかけては、がん、潰瘍など、心配な疾病が発生しやすい場所でもある。それゆえ、毎日の観察=「観便」が大切だと大竹氏は力説する。

「とくに高齢者になるほど、腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えて匂いがきつくなる、一気に出ずに残便感があるなど、異変が現われやすい。観便は、知られざる病気リスクを発見するうえで、最も簡単にして明快な方法です」

 大便は、数々の病気リスクを伝える貴重な健康のバロメーターだった。

【細長いと□□がんのリスクあり】

 個人差はあるものの、一般的に大便の太さは直径2~3cm程度が標準だといわれている。ただし、高齢になると、便は徐々に細くなっていく傾向があるという。

「腸腰筋などの筋肉が衰えていきむ力が弱くなることに加え、加齢によって腸内環境が悪化し、善玉菌が減少します。するとヒョロヒョロとした、細くて軟らかめの大便が多くなる。腸にたまった便を一度に出すことができないため、残便感を覚えるのも特徴です」(大竹氏)

 細い大便には重大な病が潜んでいる可能性があると、大竹氏は指摘する。

「大便が細くなることを医学的には『便の狭小化』と呼びますが、これは大腸がんの代表的な兆候とされています。

 大腸内の腫瘍が大きくなって通り道が狭められ、その結果、大便が細くなっている可能性が疑われるからです。ひょろひょろとした大便が数日続く場合は、病院での受診を勧めます」

※週刊ポスト2019年7月5日号

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