赤い大便が出た場合 潰瘍性大腸炎や大腸がんの可能性も

NEWSポストセブン / 2019年6月28日 7時0分

「うんこ」で病気がわかる

 大便の色は、数々の病気リスクを伝える貴重な健康のバロメーターとなる。茶色いはずの大便の色がさらに濃くなり、真っ黒でドロリとしたものが排泄されたら、要注意だ。

「うんち博士」の異名をとる理化学研究所イノベーション推進センターの辨野(べんの)義己研究員によれば、これは大腸より上の消化器官、胃や十二指腸で出血している可能性があり、胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の疑いがあるという。

 反対に大便が白っぽくなった時も、病気の危険性が潜んでいる。胆汁が正常に作用していない可能性があるからだ。

 大便研究の第一人者で、おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎氏は、見るからに真っ白な場合は胆石や胆管がんが原因で胆管が詰まっている可能性があると話す。

 また、赤い大便が出た時は、肛門に近い部位で出血している可能性が高い。最も考えられる原因は痔による出血だが、「どうせ痔だろう」と決めつけてしまうのは極めて危険だという。

「便器まで真っ赤になるほどの出血がある場合、大腸がんの可能性があります。血便や下血に加えて、下痢、残便感といった症状を伴うことが多いのも大腸がんの特徴です。これらの症状に当てはまる場合は、急いで内視鏡検査を受けることを勧めます」(大竹氏)

 安倍首相が患ったことで知られる「潰瘍性大腸炎」も、便潜血が特徴のひとつ。長期間にわたる下痢が伴う場合は、こちらの病気の可能性もある。

「潰瘍性大腸炎の平均発症年齢は25歳といわれますが、実は2番目に多いのは60歳頃。80歳で初めて発症したケースもあるので若い人の病気と考えず、少しでも気になれば検査を受けましょう」(同前)

※週刊ポスト2019年7月5日号

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