ストロング系酎ハイ、飲み方に気をつけるべきこれだけの理由

NEWSポストセブン / 2019年10月2日 7時0分

楽しめるかどうかは飲み方次第

 フレッシュなフルーツが魅力的なパッケージに、甘くて爽やかな味わい。気分転換にピッタリの「ストロング系酎ハイ」だが、実は、想像をはるかに超えるアルコール量を摂取していることに気づいているだろうか。酔っ払う前に読むべき、お酒の新常識です!

 10月1日から消費税が10%に引き上げられた。買い物情報サービス「トクバイ」を運営するロコガイドの調査による「増税前に購入・まとめ買いするもの」ランキングでは、日用品や白物家電、化粧品などに続き、「お酒・ビール」が5位となった。夫の晩酌用ビールが値上がりすれば、家計には大ダメージだ。

 だが、意外なことに、日本では男性の飲酒率は減少傾向にあり、一方で、女性の飲酒者が増加している。日本酒造組合中央会が2017年に発表した「日本人の飲酒動向調査」によると、1988年から2017年の約30年間で、「お酒を飲む・飲める」と回答した女性はおよそ20%増加した。

 さらに、酒市場も大きく変化している。ビールの出荷量は2018年まで14年連続で過去最低を更新し、その分、シェアを伸ばしているのが、「RTD(レディ・トゥ・ドリンク)」と呼ばれる酎ハイやカクテルなどの商品だ。

 サントリースピリッツが行った調査では、RTD市場は2009~2018年で約2倍以上に拡大し、今後も順調に拡大し続けると見込まれている。

 なかでも注目は、「ストロング系」と称されるアルコール度数の高いRTDの売り上げが急激に伸びていること。同調査で、2009年は約2300万ケースだったストロング系商品のシェアは、2018年には約9500万ケースまで上昇している。この人気について、酒造業界に詳しいジャーナリストの永井隆さんはこう分析する。

「ストロング系のベースに用いられるウオツカは、無味無臭で果汁と相性がいい。それを人工甘味料で口当たりよく味つけしているため、ビールは苦くて飲みたくないという女性でも飲めるアルコール飲料として好まれています」

 おいしさに加え、健康ブームの追い風もある。第一生命経済研究所の永濱利廣さんが解説する。

「ビールや日本酒などの醸造酒は糖質が高く、糖質制限をしながらお酒をたしなみたい人には、ウオツカや焼酎などの蒸留酒を用いた酎ハイ系が支持されます」

 価格の面でも優れている。500mlの缶ビールは約270円だが、ストロング系酎ハイは約160円と安い。

「老後資金などの問題もあり、国民の節約志向が年々高まる中、安価でアルコール度数が高いストロング系酎ハイは、コスパのいいお酒として重宝されています」(永濱さん)

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