1本1億円? 各局看板ドラマの制作費、果たしてペイするか

NEWSポストセブン / 2019年10月3日 16時0分

 ただし1億円かけたからといって視聴率が見込めるとは限らない。

「最近はテレビ離れが進み各局とも厳しい状況ですが、1話1億円のドラマなら平均、視聴率が18%ないと採算が取れないといわれています。例えばNHKの大河ドラマは1話の制作費が現代劇で6000万円、衣装やセットにコストがかかる時代劇で1億円とされています。今年の『いだてん』は現代劇で制作費はカットされたものの、視聴率は大河史上最低。制作費に見合った数字とは言えず、業界評価は低い。

 一方で『緊急取調室』や『科捜研の女』(ともにテレビ朝日系)といった名作シリーズなど、あまりロケがなく、セットが変わらないのに視聴率が2ケタの作品は業界評価が高くなります」(前出・テレビ局関係者)

 ただし、今後は視聴率という「モノサシ」も変わりそうだ。

「これまではリアルタイム視聴率のみが重要視されましたが、今後は録画再生を示すタイムシフト視聴率や視聴者が見たい番組を個別に選ぶオンデマンド視聴も大切になります。実際、制作費の少ない『きのう何食べた?』(テレビ東京系)は視聴率3%ほどでしたが、オンデマンド視聴が多く、採算が取れた。この先はこうしたコスパに優れたドラマが増えるでしょうね」(前出・テレビ局関係者)

 だからこそ、惜しみなく制作費がつぎ込まれた骨太の大作が楽しみでもある。木村と米倉の好演に期待したい。

※女性セブン2019年10月17日号

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