日本で初めて認可された神経障害性疼痛の薬 保険も適用される

NEWSポストセブン / 2012年10月24日 16時0分

「もう1年以上足腰がしびれて痛くて、湿布貼ってもだめなんです」(52才主婦)
「ひどい肩こりで時々首筋がピーンと電気が走るみたいに痛みます」(62才パート)

 これらの痛みは、単なる腰痛や肩こりではない可能性も――今、神経性の痛みを抱える患者数が増えている。痛みに関する大規模な調査によると、慢性的な痛みを感じている人の中で4人に1人が神経障害性疼痛の疑いがある(2010年『わが国における慢性疼痛および神経障害性疼痛に関する大規模実態調査』より)。痛みの治療に詳しい日本大学医学部麻酔科学系麻酔科学分野・加藤実さんにお話を伺った。

「肩こりや腰痛など、いわゆる炎症による痛みが繰り返し起こることで、痛みを感じる神経が過敏になってしまうこともあるんです。なかなか治らない痛みは、神経に原因がある“神経障害性疼痛”かもしれません」

 痛みには、大きく分けて2種類あります。頭痛や歯痛、肩こり、打撲、切り傷などの炎症による痛みは、重くズーンとした痛み方をします。

 一方、神経障害性疼痛は、強いしびれ、電気が走る、焼けるように痛い、ビリッとくるなど、鋭い痛みが特徴。また、感覚が鈍くなって痛みを感じないという症状の人もいます。

 神経障害性疼痛は、湿布や鎮痛剤などいわゆる痛み止めが効かないケースも多く、最近では『リリカ』という薬を処方するようになってきています。これは、日本で初めて認可された神経障害性疼痛の治療薬で、保険が適用されます。

 人が痛みを感じる時、痛みを伝える神経伝達物質が放出され、脳に伝わって痛みを認識します。神経障害性疼痛の原因のひとつとしては、この伝達物質が出すぎることで起こることがわかってきました。『リリカ』は、神経を興奮させる物質の流入を低下させ、痛みを抑えます。

※女性セブン2012年11月1日号



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