「年末ジャンボミニ」 本当にジャンボより当たりやすいのか

NEWSポストセブン / 2019年12月7日 7時0分

 300円と3000円の当せん金は、年末ジャンボなら7等と6等。年末ジャンボミニなら6等と5等に相当する。どちらの宝くじでも、購入した1000枚に当せん確率0.1と0.01をかけて、平均的に100枚と10枚の当せんが出る。

 1万円の当せん金は、年末ジャンボなら5等で平均2枚。年末ジャンボミニなら4等で平均3枚当せんする。年末ジャンボミニのほうが、平均的に1枚多く当せんするわけだ。

 2万円の当せん金は、年末ジャンボの年末ラッキー賞だけで、平均0.1枚当せんする。1万円の当せんでいえば0.2枚に相当するが、2つの宝くじを比較する上では大きな影響はない。

 10万円の当せん金は、年末ジャンボなら4等か1等の組違い賞で、あわせて平均0.10995枚。年末ジャンボミニなら3等で平均0.3枚当せんすることになる。年末ジャンボミニのほうが、平均的に0.19枚以上多く当せんする。この差は、1万円の当せんでいえば1.9枚に相当しており、あなどれない。

 100万円の当せん金は、年末ジャンボなら3等で平均0.005枚。年末ジャンボミニなら2等で平均0.01枚当せんすることになる。年末ジャンボミニのほうが、平均的に0.005枚多く当せんする。この差は、1万円の当せんでいえば0.5枚に相当するため、やはりあなどれない。

 1000万円の当せん金は、年末ジャンボなら2等で平均0.00015枚。年末ジャンボミニなら1等の前後賞で平均0.0008枚当せんすることになる。年末ジャンボミニのほうが、平均的に0.00065枚多く当せんする。この差は、1万円の当せんでいえば0.65枚に相当するため、これもまたあなどれない。

 このように、1000万円までの当せん金でみれば、平均的な当せん枚数や当せん金額は、年末ジャンボミニのほうが年末ジャンボよりも多い。

 さらに、すべての賞の平均的な合計受取額でみても、年末ジャンボは14万9495円なのに対して、年末ジャンボミニは15万円ちょうどとなる。年末ジャンボミニのほうが、505円分だけ、当せん金が多く返ってくることになる。

 まとめると、1000万円までの当せん金でみれば、年末ジャンボミニのほうが年末ジャンボよりも当たりやすく、すべての賞の平均受取額も年末ジャンボミニのほうが少しだけ多い仕組みとなっている。

 ただし、いくら平均受取額が多いといっても、30万円分の宝くじを購入して、平均15万円が受け取れるに過ぎない。平均受取額を購入額で割り算した当せん金率はちょうど50%。平均的には、宝くじ購入額の半分は失ってしまうことになる。

 このようにみていくと、宝くじに深くのめり込んで「今年こそ絶対に儲けよう」などと思うのは、確率的には容易ではないといえるだろう。

 年末ジャンボで一攫千金を狙うのは夢のまた夢。年末ジャンボミニで1万円や10万円のおこづかい稼ぎを狙ってみる──くらいの意識で気楽に購入したほうがよいように思われるが、いかがだろうか。

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