意外と手間いらずの魚焼きグリル、片栗粉を使うと掃除が楽に

NEWSポストセブン / 2019年12月11日 7時0分

酢で食材がくっつきにくくなる(イラスト/尾代ゆうこ)

 魚焼きグリルなんて、できれば使いたくない。そう思っていませんか? 「一度使うとギトギト油が取りづらく、形も複雑で洗いにくい」という声に、「それは偏見! 魚焼きグリルは、手入れも簡単な“万能調理器具”です」と、料理研究家の島本美由紀さん。そんな島本さんにお手軽な簡単お手入れ術を聞いてみた。

「油汚れは、時間が経つほど落ちにくくなります。ですから、熱で油がゆるんでいるうちに洗うことをおすすめします」

 とは、島本さん(「」内、以下同)。

 魚焼きグリルは300℃の高熱にさらされているので、使用後10分ほど置いておこう。このひと手間で、40~50℃にまで温度が下がるので、やけどの心配もなくなる。

「洗剤は中性洗剤でOK。温かいうちなら柔らかいスポンジでも汚れが落ちます」

 また、魚や肉は、魚焼きグリルの網にくっつきやすい。これは動物性たんぱく質が加熱により変化し、金属と反応。“熱凝着”という現象が起こるからだ。これを防ぐには、酢がおすすめ。

「酢にはたんぱく質を変性させる作用があります。予熱前の焼き網に酢を塗っておくと、肉や魚がくっつきにくくなります」

 油を塗るのもいいが、カロリーを考えたら酢の方がヘルシーだ。

 魚焼きグリルの手入れで最も困るのは、しつこい焦げつきだ。たわしなどで削り落とすと傷になってしまうし、この傷に油が入り込むと、悪臭の原因にもなる。

「トレーや網などの焦げつきを落とすには、重曹がおすすめ。40~50℃のぬるま湯100mlに、大さじ1杯の重曹を入れた“重曹水”に汚れたものをつけ置きすると、傷をつけずに、汚れがスルッと落ちます」

 汚れたらその都度、こまめにケアを。

 水を張ったトレーを洗い忘れて1日放置すると、悪臭を放つことも。対策には片栗粉を。

「トレーには水と一緒に片栗粉を入れると、洗うのが楽になります。水200mlに大さじ4杯の片栗粉を入れ、調理後1時間程度放置。トレーが冷えると、片栗粉がゼリー状に固まるため、洗う手間なく処理できます」

 片栗粉が、汚れとともに水を固めるので、はがすだけで済む。

 トレーの隅には油汚れが残りやすい。こういった細部を洗うのにおすすめなのが歯ブラシだ。

「スポンジやたわしでも落としきれない、細かい部分の汚れには、使い古した歯ブラシを使うのがおすすめです。そのまま使うと柔らかすぎるので、毛の上部半分程度をはさみで切りましょう。そうすると、硬さが程よくなり、トレーなどを傷つけずに洗えます」

 魚を焼いた後の生臭さが気になる場合は、こんな方法も。

「調理後、トレーに茶がらやコーヒーの豆がらを入れ、10分程度中火で加熱すると、魚などを焼いた後の嫌なにおいが取れます。においの原因は、肉や魚の脂分。これを茶がらやコーヒーかすが吸ってくれるんです」

 水ありタイプのトレーなら、水を張った中に茶がらを入れ、水なしタイプなら、入れた直後の茶がら・コーヒーの豆がらをトレーに置く。

グリルの上にある排気カバーは、凹凸しているので、汚れがこびりつきやすく洗いにくい。

「排気カバーは“煮洗い”がおすすめ。煮立った湯に30分ほどつけて置くと、汚れが浮き上がってくるので、後は引き上げて冷まし、拭きとればOK」

 汚れが気になる時はカバーに重曹をかけてから煮るとよい。

※女性セブン2019年12月19日号

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