角田被告宅を訪れた男性 寿司や刺身振る舞われ一人で食べた

NEWSポストセブン / 2012年10月25日 7時0分

 兵庫県尼崎市の民家で3人の遺体が見つかり、他にも多数の行方不明者が出ている事件。その中心人物とされる角田美代子被告(64才)が逮捕時に暮らしていたのは、阪神電鉄・杭瀬駅から徒歩15分ほどのところにある豪奢なマンションだった。

「あのマンションはできてもう12年は経つねんけど、せやかてこの辺ではいちばん立派なマンションやで」(近所の住民)

 角田被告が住んでいた最上階8階の角部屋は、周囲の目を遮るかのように、一面が木製のフェンスで覆われていた。ここにきて、このマンション内でも殺人が行われていたとの証言が、角田被告の関係者から飛び出している。

「角田の家に入ったのは、2年くらい前の秋口ですわ」

 そう話すのは、マンションからほど近いところにあるたこ焼き店の店主・広瀬哲也さん(40才)。角田被告は戸籍上の息子とその妻・瑠衣被告(27才)ら家族を引き連れて、よく広瀬さんの店を訪れたという。

「角田は腹がボンと出とって、だらしない体形してましたわ。いつも身体のラインが隠れるような黒っぽいワンピース姿でしたね。前歯も1、2本抜けているのか、欠けてるのか。ワンレンで、肩よりも長いくらいやね」(以下「」内は広瀬さん)

 毎週やってきては、一度に4~6パック(1000~2000円程度)を気前よく買っていった角田被告に、広瀬さんはすっかり心を許していった。

 そんなある日、店を訪れた角田被告は、広瀬さんに「にいちゃん、ここでこんなことがしたいんと違うやろ」と神妙な面持ちで話しかけてきた。今にして思えば、それが角田被告の誘いの手口だったのかもしれない。そうして、広瀬さんは角田被告の自宅でもある、“殺戮の部屋”を訪れることになった。

「マンションの1階がオートロックになってるので、インターホンを押したら、瑠衣とごっつい男2人が1階まで迎えに来はったんですよ」

 瑠衣被告とふたりの男に促されるように8階へと上がり、部屋の入り口まで通された広瀬さん。

「玄関を開けると、両面鏡張りの廊下で、眩しいくらいピカピカやったんですよ。リビングは、ひとつ部屋をつぶして広く使ってはりました。赤と黒を基調にした高そうなアンティーク家具が並んでいたんですわ。

 ガラス張りのショーケースの中には、高そうな洋酒やバカラのグラス、クリスタルの車の置物なんかがきれいに飾られてあって、じっと見てたら、角田から“そこにあるだけでも2億円くらいするから気ぃつけてな”って言われましたわ。壁もすごかったで。ネオン管の電飾までつけられていて、とにかくフツーの家とは思えん部屋でした」

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