88才料理研究家 講釈付き高額豆腐に「値段ほど感心しない」

NEWSポストセブン / 2012年10月25日 16時1分

『きょうの料理』『あさイチ』(ともにNHK)などで人気の料理研究家・鈴木登紀子さん(88才)が、おいしい豆腐料理の作り方を紹介する。

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 お豆腐は、私の料理教室の御献立にも何かにつけて登場する定番食材です。別名“畑のお肉”。植物性たんぱく質が豊富でさまざまなお料理に使える上、お財布にも大変やさしい優等生です。

 最近では、あれこれと講釈つきのお豆腐が、けっこうなお値段で売られているのを見かけます。私も「お手並み拝見」と試してみましたが、そのお値段ほどは感心いたしませんでした。

 残念なことに、いまではめっきり少なくなりましたが、ときに町の小さなお豆腐屋さんで、昔ながらのお豆腐に出合って小躍りすることがあります。大豆本来の濃厚な香り、にがりのほのかな苦み…これほどシンプルで滋味豊かな食材はございません。

 それでは、今回は「雷豆腐」をご紹介しましょう。用意するのは、木綿豆腐1丁(300g)、九条ねぎ2本(青ねぎでも可)、卵1個。調味料は、酒大さじ1、砂糖大さじ2、塩小さじ1/4、うすくちしょうゆ小さじ1、そしてごま油大さじ2。2人分です。

 まずは下ごしらえ。木綿豆腐は厚めのタオルに包んで冷蔵庫に1時間ほど入れ、水切りをしておきます。ねぎは小口切りにします。

 厚手の鍋にごま油を入れ、鍋を回しながら熱します。いい香りがプンと立ってきたら、豆腐を加えます(このときに、「ゴロゴロピシャーン!」と雷のような轟音がすることから「雷豆腐」なのです)。

 豆腐を木べらで崩しながら中火で炒めます。豆腐にごま油が回ったなと思ったら、いったんコンロから鍋を外し、調味料を加えます。

 火に戻して、弱めの中火でまんべんなく炒りつけ、火を強めて汁気を飛ばすようにさらに炒りつけます。

 卵を溶いて回し入れ、卵がある程度固まったら、ねぎを加えてさっと混ぜてできあがりです。あっという間にできますから、忙しい朝にもぴったり。どうぞお試しくださいませ。

※女性セブン2012年11月8日号



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