元『マネ虎』成り上がり女社長 ビジネス書作家として再浮上

NEWSポストセブン / 2020年1月26日 7時0分

臼井由妃さんは現在、ビジネス書作家として活躍

 2000年代初期に大ヒットしたテレビ番組『マネーの虎』(日本テレビ系)。その黄金期に社長側で出演したこともある臼井由妃(うすい・ゆき)さんは、当時、「成り上がり女社長」「世界の大富豪のひとり」としてメディアを騒がせ、『女性セブン』2012年8月23・30日号にも登場した。社長になってから30年弱、その彼女がいま、40冊以上の著書を持つビジネス書作家として活躍している。きっかけは、トップとして経営の第一線に立ちながら、宅地建物取引士、行政書士、栄養士などの資格も次々に取得する時間の使い方や、メモの取り方、ビジネスパーソンとの上手な付き合い方や趣味のコミュニティで人やチャンスを引き寄せる方法などが注目を浴びたからだ。

 たとえば時間のやり繰り術をまとめた『やりたいことを全部やる!時間術』(日経ビジネス人文庫)、生活におけるちょっとした“ひと工夫”で好転を招くコツをまとめた『できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか?』(三笠文庫)、目からウロコの倹約術をまとめた『お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか?』(朝日新聞出版)、『心が通じる ひと言添える作法』(あさ出版)など、ビジネスパーソン向けのものから同世代の女性たちに向けたものまで、ジャンルもじつに豊か。

 30代のころは海外旅行に明け暮れ、ブランド品を買いあさったという臼井さん。バブルを彷彿させる典型的な上昇志向高めの女性かと思いきや、じつは夢をどんどんかなえていった成功の秘訣は〈脇役思考〉にあったという。その真意を聞いた。

?◆長く輝き続けられるのはトップではなくじつは脇役

「じつはマスコミから注目されていた当時から、会社を売却するか、トップ(社長)から退くことばかり考えていたんです」

 臼井さんは33歳で健康器具販売会社の社長と結婚。ところが3か月後に夫ががんを宣告され、急遽、配偶者の臼井さんが社長に就任。フタを開けたら会社は3億円の借金まみれだったという。

「起死回生をはかるために考案したのが、男性機能補助具。知人のなにげない言葉と、わたし自身の悩みが開発のヒントになりました。これが通販市場で大ヒット。翌年には会社は黒字に転じ、わたしは一躍“主役”に躍り出るようになって(笑)。でも当時から、主役は自分の立ち位置ではない、むしろ“脇役”のほうが自分らしく、自分の能力を最大限に発揮でき、長く輝き続けられるとうすうす気づいていました」。

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