高温障害との闘い繰り返した九州産コメ 今や品評会で高評価

NEWSポストセブン / 2012年11月16日 16時0分

 日本各地の新米が出揃う季節になった。温暖な気候のうえ、近年の温暖化による高温障害との闘いを繰り返してきたのが九州産のコメだ。昨年産では「元気つくし」(福岡)、「さがびより」(佐賀)、「にこまる」(長崎県南)、「ヒノヒカリ」、「森のくまさん」(いずれも熊本城北)の5種が、日本穀物検定協会による「特A」評価を獲得している。

 さがびよりの生産者で、県内の優秀な生産者が認定される「さがびより米スター」の渋谷正博氏が語る。

「2005年ころから夏場の高温で実が白く濁って痩せる障害に悩まされてきた。コメの価格に直結する1等米の比率が下がって収益が落ち込むなか、何とかしなければと品種改良したものが高温に強いさがびよりだったんです。

 粒が1.9ミリと大きいので噛みごたえがあって味はしっかりしている。炊き上げた時のツヤや透明度が高く、見た目も美しい。やや害虫に弱いので、植えるカブの間隔を広げるなど手間暇をかけて栽培しています」

「元気つくし」は、「特A」の中でもベスト3に入るほどの高い評価をえている。「冷めても食味が低下しないのが特徴で、オニギリにもぴったり」(福岡市内の生産者)だという。

※週刊ポスト2012年11月23日号



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