飼い猫の捜索依頼、プロに頼み約8割が飼い主と再会できる

NEWSポストセブン / 2020年3月29日 16時5分

ペットの捜索を専門に行う藤原博史さん(撮影/大塚七恵)

「うちの猫がいつの間にか外に出てしまい、見つからないんです!」──この時季は、涙ながらに“わが子”の捜索を依頼する飼い主が増える。たまたま開いていたドアから逃げてしまったり、雷などの大きな音に驚いて出奔したり、その原因はさまざまだ。自力で行方を追うも万策尽きて、専門業者への依頼を決意する。

「失踪から1~2週間ぐらい経過して依頼されることが多いですね。捜索は初動が早ければ早いほど、発見の確率は高まるんですが」

 そう語るのは、ペット捜索を専門に行う『ペットレスキュー』代表の藤原博史さん(50才)。生来の動物好きで、同社を立ち上げてから23年の間に、約3000件の依頼を引き受けてきた。猫や犬のほか、うさぎやフェレット、フクロウなど捜索対象は広い。

「猫が7割と圧倒的に多く、2割が犬、その他が1割です。依頼を受けたうちの7割が発見に至り、飼い主さんと再会することができました。猫に限れば、解決率は8割です」

◆ペットの失踪は心に深い傷を負う

 行方不明のペットが見つからないことによって、その後の人生が変わってしまう人もいる、と藤原さんは言う。

「亡くなってしまったなら気持ちの整理もつくでしょう。ですが、行方がわからないままだとあきらめがつかず、その気持ちを引きずることになります。何年、何十年たっても、その思いは消えない。“あのコはどうなったんだろう”“あのとき、こうしていれば”などと自分を責め続けてしまうのです。だからこそ、一匹でも多く発見して、家族の下へと帰してあげたいのです」

 同社設立当初と比較すると、昨今の捜索環境はだいぶ進歩した。

「かつては、電柱にチラシを貼り、社員同士がポケットベルで連絡を取りながら捜しました。それが最近では、フェイスブックやインスタグラムなどSNSの活用によって、より早く、より広範囲な捜索ができるようになりました」

 協力してくれる近隣住民の意識も大きく変わってきた。

「20年前は『たかがペットでしょ』などと言う人もいましたが、いまは“家族の一員”という認識が広まっていて、近所のかたがたも積極的に協力してくださるようになりました」

※女性セブン2020年4月9日号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング